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知事からのメッセージ(2025年1月20日)

ページID:0561519 掲載日:2025年1月20日更新 印刷ページ表示

​(はじめに(季節性インフルエンザ及び新型コロナウイルスの感染状況について))
 愛知県内における、昨年第52週(12月23日~12月29日)の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者の報告数は82.35と、感染症法に基づく発生動向調査が始まった1999年以降、最も高い数字となりました。
 今年に入り、インフルエンザ患者の報告数は減少傾向となっていますが、依然として、現在発令中のインフルエンザ警報の指標である「30」を大きく上回っており、引き続き、厳重な警戒が必要です。
 新型コロナウイルスについても、今年に入ってから、定点医療機関あたりの報告数はやや減少していますが、インフルエンザと同様、今後も、感染拡大の動きに注意が必要です。
 間もなく、本格的な受験シーズンも始まります。
 県民・事業者の皆様には、換気や手洗い、マスクの効果的な場面での着用など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
 また、ワクチンの接種を希望される方は、早めの接種をお願いします。
感染防止対策の徹底のお願いに関する知事メッセージの内容

 

(新年を迎えて)
 今年の書き初めは、今年の干支である「巳(蛇)」にちなみ、「騰蛇遊霧(とうだゆうむ)」としました。
 この「騰蛇遊霧」は、中国古代の書「韓非子」に登場し、中国の伝説上の蛇「騰蛇」が、霧の中をうねり天に昇る様子を表した言葉です。
 「韓非子」の中では、「飛竜乗雲」と並んで登場し、勢いのある様をたとえる言葉として紹介されています。
 巳年の今年は、愛知の成長・発展の推進力となる「ジブリパーク」と「STATION Ai」との相乗効果を生み出しながら、日本の未来をつくる様々なビッグプロジェクトをさらに大きく前進させてまいります。
 そして、日本一を誇る産業力を強化し、次代の愛知を担う「人づくり」にも全力を注ぐことで、天高く昇る「騰蛇」のごとく、愛知が勢い盛んに成長・発展し、昨年以上に大きく躍進する1年にしてまいります。
今年の書き初め

 

(「令和6年能登半島地震」の発生から1年を迎えて)
 昨年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」から1年を迎え、改めて、犠牲となられた皆様に対し、深く哀悼の意を表するとともに、被害にあわれた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
 愛知県では、地震発生直後から、愛知県被災地域支援対策本部を立ち上げ、県職員、警察、消防、市町村職員、医療・福祉関係者など延べ約6,000人を派遣するとともに、被災者の受入れ、物資の提供など、県一丸となって被災地の支援を行ってまいりました。
 現在も、石川県と富山県に職員を長期派遣するとともに、被災した方々の公営住宅での受入れ等を行っています。
 被災地の一日も早い復旧・復興に向け、引き続き、同じ中部圏の仲間として、しっかり支援を行ってまいります。
 愛知県では、県民の皆様の安全・安心の確保のため、能登半島地震の教訓を次期「地域強靭化計画」と「防災アクションプラン」に盛り込み、防災力の一層の強化を図ってまいります。

 

(あいちの花)
 1月のあいちの花は「和物」です。
 「和物」は、松やモミジ、千両など、日本の四季や文化を表現した観賞用の鉢植え植物の総称で、昭和40年代に西尾市の生産者団体が名付けた愛知発祥の鉢物です。
 挿し木や接ぎ木などで苗を作り、出荷・販売まで3~5年ほど、手間と時間をかけて生産されています。
 新たな年の始まりに、皆様も、ぜひ、飾ってみてはいかがでしょうか。
あいちの花(1月・和物)

 

(2024年の交通事故死者数)
 愛知県の昨年の交通事故死者数は、前年比4人減の141人となり、3年ぶりに減少しました。
 また、6年連続で全国ワースト1位を回避することができました。
 引き続き、悲惨な交通事故の犠牲者を1人でも減らせるよう、県警察や市町村、関係団体の皆様と一丸となって、交通事故抑止に全力で取り組んでまいります。

 

(日本公衆衛生看護学会学術集会)
 1月4日、ウインクあいちにて、「日本公衆衛生看護学会学術集会」に出席しました。
 この学会学術集会には、全国の自治体や企業で働く保健師、保健師を養成されている大学教員の皆様が参加されました。
 こうした取組が公衆衛生の一層の向上に繋がることを期待いたします。
0104日本公衆衛生看護学会学術集会

 

(消防出初式)
 1月は、県内各自治体で消防出初式が行われています。
 私も、5日に大府市、11日に豊田市、12日に飛島村、名古屋市、13日に丹羽郡の各消防出初式に出席しました。
 地域の実情に精通し、高い組織力と機動力を備えた消防団は、地域防災の要です。
 今後とも、市町村と一体となって、地域防災力の強化にしっかりと取り組んでまいります。
0105大府市消防出初式 0111豊田市消防出初式
0112飛島村消防団観閲式 0112名古屋市消防出初式
0113丹羽郡消防出初式

 

(漬物振興祭)
 1月6日、熱田神宮会館で開催された「漬物振興祭」に愛知県漬物協会の名誉会長として出席しました。
 昨年は、協会創立70周年の節目の年でした。
 今後とも、協会の皆様と一緒に、漬物の素晴らしさをPRしてまいります。
0106漬物振興祭

 

(連合愛知新春交礼会)
 1月7日、ホテルグランコート名古屋にて、連合愛知の「新春交礼会」に出席しました。
 引き続き、連合愛知の皆様と連携しながら、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、しっかりと取り組んでまいります。
0107連合愛知新春交礼会

 

(浜松湖西豊橋道路建設促進期成同盟会 臨時総会)
 1月7日、愛知県庁正庁で開催された「浜松湖西豊橋道路建設期成同盟会 臨時総会」において、私が新たに会長に就任することが決定しました。
 浜松湖西豊橋道路は、三遠地域の県域を越えた交流・連携を促進する重要な道路です。
 今後は、浜松湖西豊橋道路の早期事業化に向けて、期成同盟会の会長として先頭に立ち、関係者の皆様と連携しながら、しっかりと取り組んでまいります。
0107浜松湖西豊橋道路建設促進期成同盟会

 

(愛知県警察視閲式)
 1月8日、バンテリンドームナゴヤの駐車場にて、「愛知県警察視閲式」に出席し、警察職員の皆様を激励しました。
 警察職員の皆様には、引き続き、交通事故の抑止や刑法犯認知件数の減少など、県民の皆様が安心して暮らせる地域社会の実現に向け、職務に邁進していただきますようお願いします。
0108県警察視閲式

 

(中部経済4団体新春賀詞交歓会)
 1月9日、名古屋観光ホテルにて、経済4団体(愛知経営者協会、名古屋商工会議所、中部経済同友会、中部経済連合会)主催の「新春賀詞交歓会」に出席しました。
 引き続き、地元経済界の皆様としっかり連携して、「日本一元気な愛知」の実現を目指してまいります。
0109経済4団体「新春賀詞交歓会」

 

(「第62回技能五輪全国大会」及び「第44回全国アビリンピック」報告会)
 1月9日、愛知県庁正庁にて、昨年11月に開催された「第62回技能五輪全国大会」及び「第44回全国アビリンピック」の報告会を開催し、大会で金賞を受賞された16名の選手の皆さんから、当日の競技の様子や工夫した点、苦労した点などについて報告をいただきました。
 両大会には、愛知県から220名の選手の皆さんが出場しました。
 愛知県選手団の皆さんは、「第62回技能五輪全国大会」では、20年連続の最優秀技能選手団賞獲得、また、「第44回全国アビリンピック」では、20大会連続金メダル獲得という、輝かしい記録を打ち立てました。
 今後も、技能・技術の一層の向上に励んでいただくとともに、後輩へと継承していただき、「技能王国あいち」をさらに盛り上げていただくことを期待しています。
0109技能五輪全国大会・全国アビリンピック報告会.jpg

 

(ジミー・カーター第39代米大統領の弔問)
 1月10日、在名古屋米国領事館にて、昨年12月29日に逝去されたジミー・カーター第39代米大統領の弔問にお伺いし、記帳してまいりました。
 カーター元大統領は、日米関係のみならず、1979年の米中国交正常化の実現など、国際社会の平和と安定の維持に多大な功績を残されました。
 また、大統領退任後も、北朝鮮の金日成首席やキューバのカストロ国家評議会議長との対話を始め、世界各地の紛争解決や民主主義の促進に取り組まれるなど、人道・平和活動分野で幅広い功績を残され、2002年にはノーベル平和賞を受賞されました。
 カーター元大統領のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
0110ジミー・カーター元大統領

 

(第19回名古屋中国春節祭)
 1月11日と13日、久屋大通公園で開催された「第19回名古屋中国春節祭」に出かけました。
 会場では、中国の伝統芸能のステージ、郷土料理などの販売ブースが出展され、多くの皆様で大変賑わっていました。
 今後も、中国との友好関係を一層深めてまいります。
0111名古屋中国春節祭

 

(長久手市20歳の集い)
 1月12日、愛・地球博記念公園にて開催された、「長久手市二十歳のつどい」に出席し、二十歳を迎えられた皆様にお祝いの言葉を贈りました。
 皆様には、様々なことに積極的にチャレンジし、新たな時代を切り拓く力を培っていただくことを期待しています。
0112長久手市20歳の集い

 

(豊田市名誉市民 故山内一生氏を偲ぶ会)
 1月14日、名鉄トヨタホテルで執り行われた「豊田市名誉市民 故山内一生氏を偲ぶ会」に参列し、参列者を代表して弔辞を述べた後、献花をしてまいりました。
 豊田小原和紙工芸の創始者・藤井達吉氏に師事された山内様は、1984年の日本新工芸展で文部大臣賞、1997年の日展で内閣総理大臣賞を受賞されるなど、小原和紙工芸の第一人者としてご活躍を重ねてこられました。
 内閣総理大臣賞を受賞された作品「白譜」は、県公館の応接室に飾らせていただいています。
 また、1966年から21年間にわたり、小原和紙工芸会長として、小原和紙工芸の振興と後進の指導に力を注いでこられました。
 愛知県では、こうした功績を讃え、1982年に県芸術文化選奨文化賞を、1990年に県文化功労賞をお贈りしています。
 山内様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
0114豊田市名誉市民故山内一生氏を偲ぶ会

 

(第79回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会の愛知県選手団結式)
 1月14日、ウインクあいちにて、今月26日から群馬県と岡山県で開催される「第79回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会」の愛知県選手団結成式を開催し、選手の皆さんを激励しました。
 愛知県代表の誇りを胸に、最高のパフォーマンスを発揮されることを期待しています。
0114国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会県選手団結式

 

(マックスバリュ東海株式会社からの環境保全基金への寄附に関する知事感謝状贈呈)
 1月15日、マックスバリュ東海株式会社の作道代表取締役社長から、愛知県の環境保全基金への寄附目録をいただき、私から感謝状を贈呈しました。
 いただいたご寄附は、環境保全に関する知識の普及や環境保全活動の促進に活用してまいります。
0115マックスバリュ東海環境保全基金への寄附

 

(愛知県交通安全県民大会)
 1月16日、岡谷鋼機名古屋公会堂にて「愛知県交通安全県民大会」を開催し、愛知県交通安全推進協議会会長として、交通安全に功労のあった皆様を表彰しました。
 また、大会では、会場の皆様と一緒に交通事故防止宣言を唱和し、交通安全への誓いを新たにしました。
 一瞬にして尊い命を奪う悲惨な交通事故を1件でも無くしていくため、引き続き、県警察や市町村、関係団体の皆様と一丸となって取り組んでまいります。
0116県交通安全県民大会

 

(イチローさんと岩瀬仁紀さんの野球殿堂入り)
 1月16日、2025年野球殿堂入りが発表され、地元愛知県出身のイチローさんと岩瀬仁紀さんのお二人が選出されました。
 お二人の偉大な足跡は、野球界だけでなく、多くの人に夢と感動、喜びを与えてくださいました。
 イチローさんは、日本プロ野球史上初のシーズン200本安打達成や7年連続首位打者獲得など数々の記録を打ち立てられ、また、アメリカ大リーグでもシーズン262安打の最多記録を樹立するなど、その活躍で世界中の野球ファンを魅了し続けてこられました。
 岩瀬仁紀さんは、中日ドラゴンズの守護神として、リーグ優勝や日本一に貢献され、通算1,002試合登板と407セーブの日本記録を達成されました。
 お二人の挑戦し続ける姿から、私たちは勇気や希望をいただきました。
 野球殿堂入りの栄誉を心からお祝いするとともに、更なるご活躍を期待しています。

 

(「道-DOU」)
 愛知県では、中部国際空港におけるインバウンド需要の拡大、航空ネットワークの更なる拡充に向け、訪日外国人に人気のある「武士道」や、「武道」「禅」などの日本文化をテーマとしたイベントやツアーの開催など、この地域の魅力を発信する取組を進めています。
 その取組の一環として、1月17日、中部国際空港にて、世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんプロデュースによるイベント「道-DOU」を開催しました。
 「道-DOU」は、日本の文化である「武道」や「書道」と「ファッション」を融合させ、日本文化の魅力をPRするイベントで、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」による演武や、居合や空手、薙刀、書道などのパフォーマンス、「武道」と「モード」を融合した迫力あるファッションショーのほか、一色産の鰻を使用した鮨や日本酒といった愛知の「発酵食文化」を体験できるイベントも実施し、多くの皆様に愛知・日本の文化を楽しんでいただきました。
 2005年に開港した中部国際空港は、来月、開港20周年を迎えます。
 引き続き、国内外の多くの皆様に中部国際空港を利用していただけるよう、この地域の魅力をしっかりと創出・発信してまいります。
0117道-① 0117道-②
0117道-③ 0117道-④
0117道-⑤ 0117道-⑥
0117道-⑦ 0117道-⑧

 

(おわりに(高病原性鳥インフルエンザへの対応))
 1月2日に、常滑市の採卵鶏農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、愛知県では、11の農場で鳥インフルエンザが発生しています。
 7例目までの殺処分はすでに終了しており、現在、8例目~11例目の発生農場において、自衛隊にも協力をいただき、24時間体制で殺処分等の防疫作業を進めています。
 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chikusan/chikusan-hpai.html

 また、愛知県では、まん延防止を図るため、1月10日付けで、県内全ての家きん飼養者に対し、家畜伝染病予防法に基づく、消石灰散布による緊急消毒とねずみ駆除の実施命令を行いました。
 今後も、周辺道路の散水消毒を今以上にしっかりと実施するとともに、全養鶏場の防鳥ネットの破損等の再確認を徹底するなど、あらゆる対策を進め、まん延防止に全力で取り組んでまいります。
 愛知県では、今後、発生農場の経営再開を支援するため、補償金である国の手当金が速やかに交付されるよう、申請事務等をサポートしていくとともに、移動制限等により損失が生じた農家等への「農家経営支援費補助金」や「つなぎ融資」を受ける際の利子補給など、農家に寄り添った支援を行ってまいります。
 なお、鳥インフルエンザに感染した鶏の肉や卵が市場に出回ることはなく、また、鶏肉や鶏卵等を食べても感染することはありませんので、安心して愛知県産の鶏肉・鶏卵をお召し上がりください。

2025年1月20日
愛知県知事 大村秀章