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東三河を代表する河川である豊川の‘源流’を見てみたい!
この記事では、豊川の上流地域である設楽町に在住する職員が「ここはいい‘源流’(川のもととなる水の流れ)だなあ!」と思ったスポットをご紹介します。
源流は険しい山などにあり、簡単には見られないと思われているのではないでしょうか。
そこでこの記事では車で見に行ける場所に限定し、ご紹介します。
(各場所の地図はページ下部にあります)
1.谷川河床礫(新城市)
到達難易度☆
まずご紹介するのは豊川の支流、海老川の更に支流である谷川にある、珍しい石を見つけられるスポットです。
特に1500万年前、この鳳来寺エリアの火山活動で形成されたとされる松脂石を多数見つけることができました。
川のせせらぎを聞きながら石や生き物を探せる楽しい場所です。
↑松脂岩の様子。
2.呼間川大滝(設楽町)
到達難易度☆☆
道の駅したらから車で約10分、(うち最後の数分は道幅が車1台分しかない道になります)
豊川の支流である呼間(よんま)川沿いを進むと、山中に突如現れる美しい滝つぼ!
車からは見つけにくいので、林道との交差点付近で車を停め、川側をじっくり観察してください。
水面まで歩いて降りる道を見つけられると思います。
なおこの滝よりさらに上流への普通車での進入は難しいです。
↑滝がある林道との交差点付近の様子。山火事注意の看板とカーブミラーが目印。
3.湧き水・森林水(設楽町)
到達難易度☆☆☆
豊川本流の源である段戸山山頂から直線距離で約4キロの場所にあり、‘源流’の雰囲気を存分に感じられる湧き水です。
しかも写真のとおり常時沢山の水が湧き出ており、味も人気だとか。
周囲の様子から推測すると、法面の工事をした際に当たった水脈を湧き水として利用できるよう配水しているようです。
設楽町役場から車で約20分、伊勢神トンネルから30分と時間がかかるため、到達難易度は高めです。
※設楽町役場側からアクセスする場合、設楽ダム工事の影響で県道10号は一部区間が通行止めになっています。
国道257号川向から細い迂回路に入り、県道10号にアクセスすることになります。
↑設楽町周辺には湧き水が多く、写真の国道420号沿い「赤沢弁財天・霊水」など、アクセスしやすい場所もあります。
ぜひページ下部のとよがわびよりマップなどを参考に調べてみてください!
4.豊川・矢作川分水点(新城市)
到達難易度☆
最後に紹介するのは、田んぼが広がる作手高原にひっそりとある豊川と矢作川の分水点(水の流れの境界)です。
水の流れの境界は山の尾根や峠であることが多いですが、ここでは平地で境界が見られます。
この珍しい景観は、かつて一帯が湿原で水の流れが定まっていなかった土地を、農業に適した土地に改良したことで生まれたそうです。
一見するとただの水路ですが、分水点から北に行くと矢作川水系巴川、南に行くと豊川水系巴川であり、どちらも一級河川の最初の流れとなっています。
↑現地に立てられている説明看板の様子
ご覧いただきありがとうございました。
ぜひ水の源がどのような場所か見ていただき、奥三河の水のきれいさを体感してみてください!