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令和2年度子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰について

ページID:0284794 掲載日:2020年4月16日更新 印刷ページ表示

令和2年度 子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰について

 文部科学省では、子供の読書活動を一層推進するため、子供が積極的に読書活動を行う意欲を高める活動において、特色ある優れた実践を行っている学校・図書館・団体(個人)に対し、その実践をたたえ、文部科学大臣表彰を行っています。
 本年度は、愛知県から推薦した、次の学校・図書館・団体が表彰されることとなりました。

1 愛知県の被表彰者

 (1) 学校

子供の読書活動優秀実践校
                                                                           ふりがな
名 称
特 色 あ る 優 れ た 実 践
なごやしりつたかくらしょうがっこう
名古屋市立高蔵小学校
(熱田区)
授業において、学校司書が関連した本の読み聞かせをする等、学習面で教員と学校司書とが連携しており、ことばの力を育てることを目標に、学校図書館の活用が進んでいる。ゲーム形式のイベント等も積極的に行われており、利用児童数や貸出冊数も増加している。読み聞かせや団体貸出の活用等、PTAや公共図書館と連携した活動にも積極的である。
とうえいちょうりつとうえいちゅうがっこう
東栄町立東栄中学校
生徒の自主性を重んじ、地域の書店と連携し、展示会形式で本を並べ、全校生徒で図書室に配架する本を選ぶ取組を続けている。校長室前に校長の読んだ本を貸し出すコーナーを設けたり、職員の推薦本を並べたりするとともに、朝の10分間読書の時間を生徒と職員で共有するなど、一丸となって生徒に読書を身近に感じてもらう取組を行っている。
がっこうほうじん なごやがくいん
学校法人 名古屋学院
なごやちゅうがっこう・こうとうがっこう
名古屋中学校・高等学校
(東区)
学校図書館を教育の中核を担う施設と再定義し、生徒の探求活動を支えるための環境整備と、そのための授業カリキュラムの改革を行っている。365日開館を実現し、学校としての課題に合わせた蔵書整備、ラーニング・コモンズの設置、タブレット・ノートPCの貸出等を行った結果、学校図書館での授業数が中・高合わせて年間300件近く増加した。

 (2) 図書館

子供の読書活動優秀実践図書館
                                                                 ふりがな
名 称
特 色 あ る 優 れ た 実 践
なごやしみなととしょかん
名古屋市港図書館
外国籍の子供が多い地域性を踏まえ、多文化共生を推進するコーナーを設置し、その資料を基に外国語を母語とする子供の読書を推進するための読み聞かせ会等を行っている。この取組は外国籍の子供が地域と融和し、住民の他文化理解が広がる効果も生んでいる。地域の中学生のビブリオバトル大会や保育園との連携など学校等の支援にも積極的である。

 (3) 団体

 

子供の読書活動優秀実践団体
ふりがな
名 称
特 色 あ る 優 れ た 実 践
おひさまにこにこのかい
おひさまにこにこの会
(岡崎市)
地域の特別支援学校に対して15年以上にわたり、読み聞かせの支援を行っており、専門知識のない段階から研鑽を積んで現在まで継続的に活動している。重複障害の児童生徒が主な対象ということで、個々に応じた準備や工夫を凝らし、毎学期の読み聞かせ会を行っている。この取組は、教職員の児童生徒理解や読書指導の研修の機会にもなっている。
みわおはなしぐるーぷ
美和おはなしグループ
ぐー・ちょき・ぱー
グー・チョキ・パー
(あま市)
読み聞かせ会等の企画立案から、集客、実施まで全てを自主的、積極的に行う団体であり、25年以上にわたり図書館、学校等に加え、福祉作業所や書店等、様々な場所で活動している。20年以上続けている子供による子供のためのおはなし会など先進的で多彩な取組を行っている。会員が地域の図書館運営協議会委員を務め、図書館運営に貢献している。

(敬称略)

2 表彰式について

 本年度の表彰式は、新型コロナウイルス感染拡大の状況及び、全国各地から多くの参加が見込まれることなどを総合的に勘案し、中止となりました。