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野生イノシシの豚コレラ検査結果について
春日井市明知町で捕獲された野生イノシシ1頭について、本日(1月31日)、豚コレラ検査を実施した結果、本県で9例目となる豚コレラ陽性事例が確認されましたので、下記のとおりお知らせします。
なお、国との協議の上、調査対象区域において発見された野生イノシシについては、県における検査結果をもって豚コレラ陽性と判定されます。
記
1 陽性結果となった野生イノシシについて
捕獲場所 | 個体の状況 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
状況 | 性別 | 成子の別 | 体長 | 体重 | ||
9例目 | 春日井市明知町 | 捕獲 | 雄 | 成体 | 90cm | 40kg |
※ 検査材料採取時に、発見場所の消毒実施済
◆発見場所の位置図
※地図は国土地理院の地理院地図を使用
2 発見から確定までの経緯
1月30日(水曜日):猟友会が、箱罠で野生イノシシ1頭を発見 (8時)
西部家畜保健衛生所が、検査材料採取(10時30分)
採材後のイノシシは消毒の上、春日井市が処理
1月31日(木曜日):中央家畜保健衛生所の遺伝子検査の結果、陽性判定(15時)
3 今回の陽性事例に対する対応
(1)野生イノシシの調査対象区域の設定
今回陽性が確認された野生イノシシの捕獲場所から半径10km以内に含まれる名古屋市守山区、瀬戸市、尾張旭市を新たに調査対象区域に設定
(2)立入検査等の実施
対象:今回の野生イノシシの捕獲場所から半径10km以内の農場2戸
内容:立入検査の実施による異常の有無の確認(1月30日実施済)
異常のある場合の検査の実施
飼養豚の毎日の死亡頭数の確認
(平成31年2月27日(水曜日)まで。イノシシ回収場所の消毒完了後28日間)
(3)県内の養豚農場に対する措置
今回の事例の周知とともに、農場に出入りする人及び車両に対する消毒の徹底や野生イノシシの侵入防止に関する注意喚起を実施
(4)野生イノシシを対象とした豚コレラ検査の実施について
12月6日(木曜日)から実施している犬山市で捕獲された野生イノシシの検査、12月23日(日曜日)から実施している小牧市及び春日井市で捕獲された野生イノシシの検査及び、県内全域で実施している死亡した野生イノシシの検査は、従前のとおり継続
(5)指定猟法禁止区域の追加指定
今回の野生イノシシの捕獲場所から半径10km以内には、イノシシの生息を確認している尾張旭市が新たに含まれることから、狩猟による豚コレラウイルスの拡散防止のため、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」第15条に基づく指定猟法禁止区域に追加指定し、銃器又はわなを使用した鳥獣の捕獲等を禁止する方向で関係者と調整してまいります。
なお、区域の範囲、期間などについては、同法に基づく手続きを行った上で決定する予定であり、決定次第お知らせします。
<今回の野生イノシシの捕獲場所から半径10km以内に含まれる市区町>
既に指定猟法禁止区域に指定 |
犬山市、小牧市、春日井市、 名古屋市守山区、瀬戸市 |
新たに指定猟法禁止区域の指定を調整 |
尾張旭市 |
※ 半径10km以内には、大口町、扶桑町も含まれるが、イノシシの生息が確認されていないため対象外。
(6)その他
野生イノシシの豚コレラ検査結果については、以下の愛知県畜産課Webサイトにて公表しています。
URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/chikusan/chikusan-csf.html
4 今回の野生イノシシの発見場所から半径10kmの地図及び調査対象区域
今回の野生イノシシの発見場所から半径10kmの地図及び調査対象区域
・豚コレラは、豚、イノシシの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚や感染イノシシの肉が市場に出回ることはありません。
・現場での取材は、豚コレラのまん延を引き起こすおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
問い合わせ先
愛知県農林水産部畜産課
家畜衛生グループ
担当 川村、稲葉
ダイヤルイン 052-954-6424
愛知県環境部自然環境課
野生生物・鳥獣グループ
担当 大橋、石原
ダイヤルイン 052-954-6230