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ジャガイモによる食中毒について
平成22年2月、県内の小学校において、総合学習の一環で栽培、調理したジャガイモを食べた児童29名のうち11名が腹痛、吐き気、嘔吐等の症状を呈した食中毒事例が発生しました。
ジャガイモの毒性
ジャガイモの発芽部分や日光に当たって緑化した部分には、有毒成分(ソラニン、チャコニン)が含まれています。
また、未成熟で小さいジャガイモには全体的にソラニンやチャコニンが多く含まれていることがあります。
症状
食べた20分後ぐらいから、嘔吐、腹痛、めまい、下痢、幻覚などの症状がおこります。
予防
家庭菜園や学校菜園で栽培したジャガイモについては、次のことを注意しましょう。
- 未成熟の小さなジャガイモはソラニンを多く含んでいるため、食べないようにしましょう。
- 収穫後のジャガイモは、日光が当たらないように冷暗所に保管しましょう。
- 芽や皮は取り除いてから調理し、特に緑色に変色した部分は厚くむきとりましょう。
- 苦味やえぐ味がある場合には食べないようにしましょう。
関連リンク
農林水産省のページ「知識があれば怖くない!天然毒素」