ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 園芸農産課 > あいちの農産物(野菜:葉もの)

本文

あいちの農産物(野菜:葉もの)

ページID:0490396 掲載日:2024年6月13日更新 印刷ページ表示

キャベツ

​​ 愛知県のキャベツは、作付面積が全国一で、特に冬から春にかけて県内をはじめ全国の消費地に出荷されています。
 その生産の歴史は、全国で最も古く、明治時代に名古屋市近郊で都市園芸として始まり、愛知の伝統野菜に選定された「野崎中生キャベツ」をはじめとする多くの優良な品種を全国各地に送りだしてきました。現在では、温暖な気候や用水が整備された立地条件を活かして東三河地域を中心に生産されています。
 キャベツは品種により春系と冬系に大別されますが、春系は柔らかく味が良いため生食用に向き、冬系は硬くしまって煮くずれせず、加熱すると甘みが増すことから調理用に向いています。
 また、キャベツは「自然の潰瘍(かいよう)薬」と呼ばれるビタミンUをはじめ、ビタミンCや食物繊維など、体に良い成分を多く含んでいます。
 おいしいものを選ぶには、外葉がみずみずしく、持ってみて硬く重量感があるものがよいとされています。
 全国に誇る愛知産のキャベツで、素材の持ち味を活かした献立を楽しみながら健康増進を図ってみてはいかがでしょうか。キャベツのイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    11月~翌年5月
  • 主な産地
    田原市、豊橋市  
  • 作付面積
    5,440ha(全国1位)
  • 収穫量
    268,900t(全国2位)
  • 産出額
    195億円(全国1位)

 (出典:令和4年産野菜生産出荷統計、令和4年生産農業所得統計)

はくさい

 愛知県の秋冬はくさいは、東三河を中心に生産されています。
 冬から春にかけてが出荷の最盛期です。厳しい寒さのなかで育つため、葉が厚く育ち、甘味が増していきます。
  はくさいは、栄養価の高いことで知られており、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウムが豊富に含まれています。さらに、消化も良く、体内の余分な熱を冷ましてくれるので、健胃や便秘解消にも効果があると言われています。
 良いはくさいを選ぶこつは、硬くしまっていてずっしりと重みのあるもの、白い部分につやがあり切り口がみずみずしいものが良いとされています。
 冬のはくさいは、鍋物に欠くことのできない野菜です。寒い冬の夜、家族で温かい鍋を囲んではいかがですか。はくさいイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    11月~翌年3月
  • 主な産地  
    豊橋市、一宮市、豊田市、稲沢市、みよし市
  • 作付面積
    359ha(全国13位)
  • 収穫量
    19,600t(全国9位)
  • 産出額
    10億円(全国8位)

 (出典:令和4年産野菜生産出荷統計、令和4年生産農業所得統計)

ねぎ

​ いろんな野菜がありますが、ねぎはほぼ毎日食べているでしょう。
 ねぎは「薬味」としてよく用いますが、その栄養と効能は生活習慣病をトータルに抑制するうえ、殺菌作用もあるといわれています。アスピリンという痛みをやわらげたり、熱を下げる薬がありますが、ねぎには、これとほぼ同じく作用する成分を含んでいます。名実ともに薬味といえます。
  白い部分を食べる「根深ねぎ」は主に東日本で栽培され関東好み、緑の葉を食べる「葉ねぎ」は関西以西で栽培され関西好みといわれています。しかし、近年では東西の好みの差はなくなりつつあるようです。
  愛知の伝統野菜に選ばれている「越津ねぎ」は、江戸時代に津島市越津地区で栽培が始まったとされるもので、緑の葉の部分がやわらかく、葉も白い部分も両方とも食べられるのが特徴です。現在では、生でも加熱してもおいしいねぎとして、尾張地域を中心に栽培されています。白ねぎイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    冬(年中)
  • 主な産地  
    愛西市、あま市、新城市、豊橋市、豊川市、飛島村、岡崎市、江南市
  • 作付面積
    386ha(全国22位)
  • 収穫量
    7,360t(全国21位)
  • 産出額
    27億円(全国17位)

 (出典:令和4年産野菜生産出荷統計、令和4年生産農業所得統計)

ほうれんそう

 ほうれんそうは、カロチンやビタミンC、鉄分に加え食物繊維を豊富に含み、緑黄色野菜を代表する栄養価の高い健康野菜です。最近では、あくが少なく、生のままでおいしく食べられるサラダほうれんそうも増えています。
 一年中、スーパーの店頭に並ぶほうれんそうですが、愛知産は主に秋から冬に市場へ出荷されます。
  選ぶ時のポイントは、根に近い部分から葉が密生していて、葉の色が鮮やかな緑色で、根元の赤みが鮮やかなものほど甘味があり香りも豊かです。保存する時は、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ畑で育っていた時のように立てておきます。葉が重なり合わないので鮮度が保てます。おいしさと栄養を兼ね備えたほうれんそうを毎日の食卓へどうぞ。ほうれんそうイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    10月~翌4月
  • 主な産地 
     豊川市、飛島村、愛西市、稲沢市、大治町、安城市
  • 作付面積
    415ha(全国12位)
  • 収穫量
    4,520t(全国13位)
  • 産出額
    16億円(全国14位)

 (出典:令和4年産野菜生産出荷統計、令和4年生産農業所得統計)

ちんげんさい

 ほんのわずかな塩をふったお湯の中で、5分ほどゆで、水で冷やしたちんげんさいを手でちぎって、何もつけずに口に入れてみます。しゃきっとした歯ざわりとわずかな香りを感じる程度で、ほとんど味らしい味はありません。しかし、かつおぶしとしょうゆを少々かけると、すっきりした味のおひたしになります。
 いろんな中国野菜が店頭に並んでブームになった時があります。ブームが去って、定着したいくつかの野菜の中で、一番がちんげんさいと言えます。
 中華料理にはなくてはならない野菜のひとつですが、クリーム煮など洋風料理にも使われます。淡白でくせがないぶん、幅広く使われる食材と言えます。ちんげんさいのイメージ

  • 本県の出荷の多い時期
    年中
  • 主な産地
    安城市、田原市  
  • 作付面積
    110ha(全国4位)
  • 収穫量
    2,460t(全国3位)
  • 産出額
    5億円(全国3位)

 (出典:令和4年産野菜生産出荷統計、令和4年生産農業所得統計)