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「愛知の教育に関する大綱(2021年度~2025年度)」を策定しました
「愛知の教育に関する大綱(2021年度~2025年度)」を策定しました
愛知県では、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、今後5年間の教育に関する目標や施策の根本となる方針として、「愛知の教育に関する大綱(2021年度~2025年度)」を策定しました。
この大綱は、現行の「愛知の教育に関する大綱」の対象期間が本年度で終了することから、愛知県総合教育会議における県教育委員会との協議を経て、知事が定めたものです。
新たな大綱のもと、引き続き愛知の教育の充実を図るとともに、未来の愛知の担い手となる人の育成に取り組んでまいります。
1 「愛知の教育に関する大綱(2021年度~2025年度)」の概要
(1)大綱の対象期間
2021年度から2025年度までの5年間
(2)策定の趣旨及び基本理念等
○策定の趣旨
- 地方公共団体における教育行政については、地方公共団体の長が責任を持ち、大きな目標や方針を提示するとともに、教育委員会と役割分担をしながら、教育の振興を図っていくことが必要です。
- 教育を取り巻く環境が大きく変化する中で、子供たちが時代を生き抜いていくためには、「生きる力」の基礎となる確かな学力、道徳・倫理性、健やかな体を育成していくことが重要です。
- 一方で、どんな事態が生じた際にも、子供たちの学びを保障できる教育体制づくりやICTを活用した教育、教員の働き方改革などについても、重点的に取り組む必要があります。
- 新たな大綱のもと、「日本一元気で、全ての人が輝く愛知」の実現をめざして、未来の愛知の担い手となる人の育成に取り組んでいきます。
○基本理念
「自らを高めること」と「社会の担い手となること」を基本とし、
ふるさとあいちの文化・風土に誇りをもち、世界的視野で主体的に深く学び、
かけがえのない生命や自分らしさ、多様な人々の存在を尊重する豊かな人間性と
「知・徳・体」にわたる生きる力を育む、あいちの教育を進めます。
○基本的な取組の方向
1 自ら学びに向かう教育を充実させ、自己の可能性を伸ばす力を育みます
2 人としての在り方・生き方を考える教育を充実させ、実践力を伴った道徳性・社会性を育みます
3 健やかな体と心を育む教育を充実させ、生涯にわたって、たくましく生きる力を育みます
4 ふるさとの魅力やあいちの伝統・文化に学びつつ、技術の進歩に取り組み、社会の発展を支える人を育みます
5 世界とつながり、生き生きと活躍するために必要な力を育みます
6 子供の意欲を高め、教師の働きがいがある魅力的な教育環境づくりを進めます
7 大規模災害や感染症拡大等の緊急時においても、子供たちが安心・安全に学べることを保障します
2 「大綱」と「第四次愛知県教育振興基本計画(あいちの教育ビジョン2025)」について
第四次愛知県教育振興基本計画(あいちの教育ビジョン2025)は、教育基本法第17条第2項に基づく県の教育振興基本計画です。(2月12日同時発表)
大綱と同基本計画は、いずれも本県教育に関する根本となるものであり、整合性のとれたものとする必要があることから、それぞれの「基本理念」と「基本的な取組の方向」を共通のものとしています。
3 策定の経緯
- 2020年 7月20日(月曜日) 2020年度第1回愛知県総合教育会議 大綱の策定方法を協議
- 2020年11月30日(月曜日) 2020年度第2回愛知県総合教育会議 大綱の素案を協議
- 2021年 2月12日(金曜日) 2020年度第3回愛知県総合教育会議 大綱の策定
※愛知県総合教育会議
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づき、知事と教育委員会が連携して教育行政の推進を図ることを目的として、2015年4月に設置
県知事、教育委員会(教育長、教育委員5名)で構成