本文
ECI方式を活用したジブリパーク(もののけの里・魔女の谷エリア)整備に係る技術協力者の募集について
愛知県では、愛知万博の理念を次世代へ継承し、愛・地球博記念公園の魅力と価値を一層高めるため、2017年5月にスタジオジブリと、同公園内に『ジブリパーク』を整備する構想について合意しました。その後、2019年5月には、整備に関する「基本方針」をとりまとめ、愛知県、株式会社スタジオジブリ及び株式会社中日新聞社の三者で、その整備並びに管理運営について連携・協力する「基本合意書」を締結し、その整備を進めているところです。
先行して2022年秋に開業予定の「青春の丘」、「ジブリの大倉庫」、「どんどこ森」の3エリアの実施設計に当たっては、2014年の「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の一部改正により制度化されたECI方式を、愛知県事業として初めて採用して整備を進めています(2019年7月3日記者発表済)。この度、この3エリア開業のおおむね1年後に開業予定の「もののけの里」、「魔女の谷」の2エリアの実施設計に際しても、ECI方式を採用して整備を行うこととしました。つきましては、その技術協力者を以下のとおり募集します。
1 ECI方式活用の趣旨
ジブリパークの整備は、過去に類を見ない特殊な工事であり、スタジオジブリの持つアニメーション作品の世界観を表現する建物や造形物、風景をどう作り込むかが大きな課題となるため、実施設計の段階で、質感や素材感などについて、あらかじめ最適な仕様を確定することが困難な工事となります。
ECI方式とは、このような場合に、実施設計の段階から施工者(建設会社)が有する専門的な知見や特別な施工技術・ノウハウを「技術協力」として設計に反映させ、最適な仕様を確定するとともに、事前に設計照査や工事準備の検討を行うことができる制度であり、工事着手後の手戻りリスクの低減や建設コストの縮減、工事期間の最大化を図ることができ、効率的に工事を実施することができます。
2 対象となる事業
愛・地球博記念公園設計技術協力業務(その2)
3 契約方法
公募プロポーザル方式による企画競争型随意契約
4 業務内容
募集要項を参照
5 事業者募集スケジュール
2020年3月25日 募集広告(公募プロポーザル方式)
6月3日 提案書の受付締切
6月下旬 優先交渉権者(技術協力を行う建設会社)の決定
6 その他
本事業に関する情報は、順次、愛知県政策企画局ジブリパーク推進課のWebページに掲載します。
https://www.pref.aichi.jp/ghibli-park/index.html
〈参考図〉整備エリア
※今回の整備対象エリアは4「もののけの里エリア」・5「魔女の谷エリア」