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令和4年度第1回愛知県幼児教育研究協議会の概要
令和4年度第1回愛知県幼児教育研究協議会を開催しました。
本会は、本県の幼児教育に関する諸問題についての研究協議を行う協議会です。第1回の会議では、本年度の協議題<幼児教育における「社会に開かれたカリキュラム」の実現をめざして~幼児期に育みたい資質・能力の理解に向けて~>について御協議頂きました。その内容を報告します。
研究協議会の概要
令和4年度 第1回愛知県幼児教育研究協議会
日時: 令和4年5月30日(月曜日)午後2時から午後4時まで
場所: 愛知県自治センター 6階 602会議室
1 開会
2 愛知県教育委員会挨拶
3 委員等紹介
4 会長・副会長選出
5 会長・副会長挨拶
6 議事
【協議事項】
(1)令和4・5年度愛知県幼児教育研究協議会協議題について
幼児教育における「社会に開かれたカリキュラム」の実現をめざして
~幼児期に育みたい資質・能力の理解に向けて~
(2)令和4年度愛知県幼児教育研究協議会専門部会について
(3)令和4年度愛知県幼児教育研究協議会開催計画について
<協議の記録>
(1) 幼児教育における「社会に開かれたカリキュラム」とは
(2) 幼児教育における「社会に開かれたカリキュラム」を実現するために
・5歳児の竹ぽっくり作りで、地域の方に作っていただいてありがとう、ではなく、子供の姿を伝え、理解していただき、更にアイディアをいただき、一歩踏み込んだ関わりをしている園がある。地域と関わりを深めるには、どのようにしていくとよいのか考えさせられた。
・園は発信の仕方を工夫してICT機器を活用し、写真等を取り入れて、目で見て分かりやすい方法も考え、保護者や地域へ広げる努力をしている。
・伝わるように伝えることは難しい。園でしていることを、「小学校の先生は、そんなふうに思っていたのか」と思うことがある。丁寧に伝えることも大事。
・園が作ったカリキュラムを地域の人に知っていただくだけでは弱い。教育課程を地域の方と一緒に作るのが、「社会に開かれたカリキュラム」ではないか。
・幼保小の連携は大事だが、小学校には複数の園から入学してくるため、小学校のスタートカリキュラムは非常に難しく感じる。
・少しでも幼保小のつながりをもっていく中で、「社会に開かれたカリキュラム」が見えてくるのではないか。幼稚園教育、小学校教育、互いに理解し合うことが、今回のテーマに迫るために改めて必要ではないか。
・子供の遊びと大人の遊びは違うことを分かりやすく伝えていくことも課題の一つだと思う。
・我が子の通う園は、アプリの導入がされており、遊びや食事の様子等、写真がメールで送られてくる。父親としても子供の様子がよくわかる。園の菜園等、地域の方の力を借りて学びにつなげるとよいと思う。
・「社会に開かれたカリキュラム」を周知していけば、社会全体で幼児教育をみていくようになるのではないか。
~成果物の方向性は~
・遊びには価値がたくさんあることを分かってもらえるような、幼児教育段階で必要なことを示せるとよい。
・パッと見て、園の先生はこういうことを考えながら仕事をしているのか、とわかるような成果物ができるとよい。目標は外部の方を学校教育の中に取り込んでいくこと。
・学ぶということはどういうことなのか、幼児教育で大事にしていることを発信できればよいと思う。
7 連絡・依頼事項
8 閉会の言葉
9 閉会
配付資料
問合せ
愛知県 教育委員会事務局 義務教育課
E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp