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平成30年度第2回愛知県道徳教育推進会議協議の概要
平成30年度第2回道徳教育推進会議における議事の内容を報告します
議事録
平成30年度第2回愛知県道徳教育推進会議協議の概要
日時:平成31年1月23日(水曜日)14時00分~16時00分
1 開会
2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長)
3 委員紹介
4 議長・副議長あいさつ
5 議事
【報告事項】
(1) 平成30年度第1回愛知県道徳教育推進会議の協議内容について
(2) 平成30年度愛知県道徳教育推進会議等の進捗状況について
【協議事項】 (質問は「○」 回答は「→」 意見は「・」)
(1) 平成30年度研究推進校からの報告及び協議
・ 県内の小中学校を訪問する中で、道徳の授業がつまらないと言う子供がいたが、子供が率直な意見を言い、それを教師が自覚することが大事である。小学校では、道徳科の授業について、あまり手応えを感じられない、考えが深まらない、授業での学びが日常に生きているという実感が薄いという声を聞くことがある。この会議での提案が、学校現場の様々なニーズに応じることができるものになるとよい。気付いている課題に取り組んでいかなければならないが、気付いていない課題もあるはずである。それを気付かせることが大事であり、この会議の役目でもある。
・ 研究推進校の貴重な実践をしっかり伝え、広げていかなければならない。
<研究推進校からの報告>
・ 常滑市立常滑東小学校
・ 豊橋市立羽根井小学校
・ 一宮市立西成中学校
・ 西尾市立寺津中学校
・ 常滑東小学校の取組を他の学校がイメージしやすいように、郷土の偉人を取り上げた授業のDVDやワークシートを作成するとよいのではないか。また、(自分にはよいところがある等の設問についての)アンケート結果について、6月と比べて、12月の児童のポイントが下がったのは、よい意味で自分に厳しくなったのではないかと考える。もっと役に立ちたい等、今の自分に満足しなくなったのではないか。これは、道徳の授業の成果と言えるので、自信をもって授業に取り組んでいただきたい。
・ 地元ならではの教材は、大切な財産となる。他の学校にも広められるとよい。
○ 西成中学校の1枚ポートフォーリオについて、教えていただきたい。
→ 両面刷りになっており、表面は、テーマについて学習前に思っていること等を記入し、学習後、気付いたこと等を記入する。裏面は、テーマに沿った六つの授業や行事について記入するようになっていて、学んだこと、思ったこと等を記入する。六つを終えて、自分の考えを振り返ると、学習前と後の変容に気付くことができる。
・ 寺津中学校の実践で、いつも同じ子ではなく、いろいろな子にリーダーシップを取らせる取組はよいと思った。
・ 報告書は尾張・三河の各地区の特長がよく出ている。研究推進校の道徳の授業を視察したが、子供たちや教師を変容させていこうとする校長の熱意を感じた。また、実践で得た手応えや成果をそれぞれの地域でも発信し、道標を示していただいている。それぞれの子を伸ばす評価を教師がやれるような力を身に付けてほしい。
(2) 平成30年度愛知県道徳教育推進会議の啓発物について
・ リーフレットの配布方法について、各学校には、データで送付されるとのことだが、地域や家庭には配布されるのか。保護者に対し、通知表に記載する道徳の評価について、わかりやすく伝えていただけるとよい。
・ どのように評価するのかが分かりにくい。評価について、「見える化」してはどうか。学習及び道徳性に係る成長の様子の部分のボリュームを増やして「見える化」するとよいのではないか。授業で出た発言やつぶやき、話合いの様子を見とり、成長の様子を実感できるような評価をして、それが手元に届くというような手順をお知らせしておくとよいのではないか。
・ 伝える側と伝えられる側が共通言語であることが大切である。子供の成長の過程がわかる内容となれば保護者もうれしいのではないか。
・ あいさつができるとか、思いやりの心をもつ等のよい子供を目標としている。もう一歩深めないと本当の意味の道徳にならない。自分の嫌な面やできていない事を気付かせる評価にすることが大事である。
・ 子供たちは、授業のめあてを意識した発言をする。期待する答えが返ってきて、育ってきたなと単純に捉えればよいというのではない。そこから深めることが重要である。
・ 教員向けに加え、保護者向けに評価についてのページを作ってはどうか。
・ 評価は、抽象的な表現になる可能性が高い。保護者にとって、評価をどう受け止めたらよいかが分かりにくいのではないか。
○ 文科省の「生きる力のパンフレット」は、平易な言葉でわかりやすく印象的だった。道徳はこう変わるということが誰にでもわかる形がよい。このリーフレットの発信方法はどうなっているか。
→ 各小中学校には、データで送信する。義務教育課のモラルボックスのサイトにも掲載するので県民の方にも見ていただける。
○ 中身は同じでも、教員向けと家庭・地域向けに分けて作成できないか。教員向けは、実践校の取組を掲載し役立つようにする。家庭・地域へは、学校でこういう取組をしていると伝えれば、家庭でも活用してもらえ、地域の支援も得られる。
→ 本課としては、教員向けのものとして作成してきた。多様な指導方法とはどういうものかを示し、各学校が実践してみたいと思わせるようなものにしたいと考えている。また、学校が地域や家庭と協働していくために、どんな取組をしていったらよいかという視点も取り入れたいと考えている。保護者や県民向けのものについては、今後検討したい。
・ リーフレットについては、今後、事務局と相談して進めていきたい。どの学校でもすぐ取り入れられる基本的なものと、その学校ならではの取組や少し頑張ればできる取組等を提案できると、よりよいものになる。
(3) その他
6 連絡
7 閉会