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平成26年1月
松井眞一氏があいちアグリアウォード受賞
平成25年度農業振興功労者表彰事業(あいちアグリアウォード)の技術改善部門で、豊橋市の松井眞一氏(施設園芸)が受賞され、12月12日にJAあいちビルにて開催された表彰式に出席しました。
松井氏は、「施設を最大限に効率よく活用する」ことを常に考え、隔離ベッド栽培によるトマト・メロンの年3作体系を確立しました。その後も産地に先駆けた養液土耕栽培の実践、様々な養液栽培の導入及び環境制御技術等の新技術に取り組み、高収量を実現してきました。また、20年以上前からパソコンを活用しており、ち密なデータ管理を実践し、労働時間の改善に役立ててきました。これらの技術の知見は産地に還元され、今日の豊橋産地の活性化に貢献しています。一方、研修生の受け入れにも熱心で、これまでに農業者大学校、県農大、農業高校など100名以上を指導し、後継者の育成に貢献されています。また、障がい者を積極的に雇用したり、地域の小学校教師などの体験研修を受け入れるなど社会貢献活動にも意欲的に取り組んでいます。
松井眞一氏(前列中央)
部会設立5年目でアスパラガス販売、念願の1億円達成
新規作物として豊川市にアスパラガスが導入されて8年目、アスパラガス部会が設立されて5年目の平成25年度、販売金額が念願の1億円を達成しました。このことから、12月17日の通常総会後、会場を移して1億円達成記念パーティを開催し、市場関係者と部会員の労をねぎらいました。また、同時に5年間を通じて部会長を務めた若手のアスパラガス専作農家北河芳泰氏(35歳)を功労者表彰しました。平成26年度は新たに選出された部会長を中心に、さらなる単収向上に向けてほ場ごとの生産改善を実践するとともに、栽培者を増やすなどしながら、さらなる飛躍をめざしていく方針です。農業改良普及課では、今後も部会員の栽培技術向上、経営改善などを支援していきます。
左:通常総会の様子
右:功労者表彰を受ける北河氏