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平成26年7月

ページID:0074118 掲載日:2014年7月30日更新 印刷ページ表示

太陽熱土壌消毒実施ハウスからイチジクの出荷が始まる

 県内のイチジク栽培で、株枯病が大きな問題となっています。その対策として太陽熱土壌消毒を実施したハウスから、改植後の初出荷がありました。改植2年目で生育は順調であり、成園並の収穫量が見込まれています。発症したら終わりと言われていた株枯病からの再生に、生産者の注目を集めています。

 太陽熱土壌消毒を実施したのは平成24年8月で、イチジクにおいて株枯病対策としてハウス全面(10a)実施したのは県内で初の事例です。農業改良普及課は、太陽熱土壌消毒の手法や注意点、消毒後のたい肥の投入など、消毒効果を得るための情報を提供してきました。現在のところ株枯病の発症は無く、園主も消毒効果に手ごたえを感じています。

株枯病土壌消毒の効果

       株枯病発症時(H24撮影)             消毒後(H26)

伝統の技も、新たな技も伝承しよう!

 6月25日に、農村輝きネット(注)・東三河は、農村輝きネット・しんしろと合同でリーダー研修会を愛知県民の森で開催しました。これは東三河の会長から、「ぜひ、農村輝きネット・しんしろとの交流を深め、農産物活用の技を学びたい。」と要望があり、新城設楽農業改良普及課の協力のもとに実施されたものです。

 当日は合わせて54名が参加しました。奥三河地域で伝承されている「朴葉餅(柏餅の柏葉の代わりに朴葉を使ったもの)」を教わり、代わりに東三河の会員からは、ご当地グルメとして定着した「豊橋カレーうどん」を紹介しました。試食を兼ねた昼食会では、「昔ながらの小麦粉で作った朴葉餅は素朴な味がしますね。」、「豊橋カレーうどんはお店のものもこんなにボリュームがあるんですか?」などと会話がはずみ、自然と交流が生まれていました。

交流会の様子

  左:朴葉餅の実習
  右:昼食会の風景

(注)「農村輝きネット」とは、農山漁村において農業経営や生活についての研究や、知識・技術等の情報交換を行う実践活動グループです。

アスパラガス部会が料理店でアスパラ料理を堪能

 JAひまわりアスパラガス部会では、昨年から豊川市内の料理店の協力を得て、アスパラガスを使った創作料理の試食会を実施しています。この企画は、部会員がアスパラガスの可能性を深く知り、販促活動に生かすことを目的に行うもので、今回は日本料理店「はくよ庵」での開催となりました。

 「はくよ庵」は、日本庭園を眺めながら本格的な料理を楽しめる店で、ランチタイムには女性客を中心に席がすぐ埋まるほどの人気があります。

 用意された料理は、前菜の「アスパラガス豆腐とアスパラゼリー」に始まり、「アスパラの八幡巻」「アスパラとエビクリームのカプチーノ仕立て」「アスパラのチキンロール」とデザートの6品で、順次出される料理をゆったりとした空間の中で堪能しました。

 参加した19名の部会員からは「アスパラガスは他の食材と相性が抜群で和洋どちらにも使える」「上品な料理にも合う」など好評でした。アスパラガス料理の奥深さと可能性が実感できたものと思われ、今後の販促活動で、消費者にPRするための良い経験となっています。

アスパランチ

左:アスパラガス料理
右:料理を堪能する部会員

問合せ

愛知県 東三河農林水産事務所

E-mail: higashimikawa-nourin@pref.aichi.lg.jp