本文
平成27年8月
農村生活アドバイザーが蒲郡温泉郷旅館の女将に学ぶ
平成27年7月14日(火)、農村生活アドバイザー協会東三河支部は、蒲郡市の旅館女将のグループ「こはぜの会」(渡邉栄子会長)を招いた地域参画学習会を蒲郡市役所で開き、地域活性化をテーマに学びました。
初めに、「こはぜの会」の女将らが、地元特産物を使った「女将スイーツ」の開発などこれまでの取組を紹介し、その後、グループに分かれ情報交換を行いました。農村生活アドバイザーからの「農家の色々な分野が集って活動する際のアドバイスを。」という質問に、渡邉氏は「『こはぜの会』メンバーは経営上のライバル同士だが蒲郡を盛り上げたい思いが同じ。地域や周りを巻き込んでください。」と答えていました。観光・農業と分野は違いますが、共通する問題も多く、後継者育成や6次産業化が叫ばれる中での情報発信力の強化についてなど、情報交換はたいへん盛り上がりました。参加者からは「異業種の方のお話しにヒントをいただいた。」「自分たちも人を巻き込み地域を盛り上げたい。」という感想が聞かれました。
農業改良普及課は、今後も農村生活アドバイザーの活動を支援していきます。
左:情報交換の様子
右:和やかに意見を交わす女将とアドバイザー
※農村生活アドバイザー…農村地域の先導役として、市町村長が推薦し、愛知県知事が認定している女性農業者です。
JAひまわりバラ部会でパッド&ファンの導入が始まる
バラ栽培では夏季高温対策設備の導入が始まっており、JAひまわりバラ部会では本年度パッド&ファンを2戸が導入しました。導入時期は、1戸が5月上旬、もう1戸が6月上旬でした。パッド&ファンを導入した施設では、昇温防止や加湿・微風の効果等でバラの葉が厚くなり、樹や花のボリュームが向上している様子が窺えます。部会では、パッド&ファンや夜冷・ミストを利用して夏期のバラの品質が向上したものは「特選品」として別販売を考えており、既に行った市場への試験出荷では、非常に評価が良いとのことでした。「特選品」の出荷時期をいつまでにするかなど課題はありますが、部会としては夏期の有利販売につなげていきたい考えです。
バラ施設栽培に設置されたバッド(左)とファン(右)
※パッド&ファン…温室の片側にパッド(セルロースペーパー)、反対側にファンを取りつけます。パッドを水で湿らせて反対側のファンで空気を排出することにより、水が蒸発して周囲の空気の温度を奪い、冷やされた空気を施設内に供給します。