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平成29年9月
イチゴの夏期高温対策の現地研修会を開催
農業改良普及課は、JA豊橋いちご部会、JAひまわりいちご部会、JA蒲郡市苺部会を対象として夏期の高温対策を学ぶ現地視察研修会を平成29年8月3日(木曜日)に開催し、33名が参加しました。
高温対策として、自作ミストファンやチラー(冷却水循環装置)を導入しているJA蒲郡市の苺部会員2戸の育苗ハウスを視察しました。ミストファンとは、気化熱によるハウス内の温度低下や加湿効果があります。一方、チラーは、根元に冷却水を点滴かん水することで育苗の親株のクラウンを冷却できます。
視察先の農家から、挿し苗の活着が良くなったことなどの導入効果や、自作によるコスト削減の説明を受けました。
参加者の関心は高く、導入に意欲的な参加者も多くいました。
写真:ミストファンを導入したほ場を見学している様子
新規就農者向けセミナーを開始
農業改良普及課では、就農3年目までの新規就農者及び農業次世代人材投資資金受給者を対象として、新農業経営者セミナーを開催しており、その第1回の「農業制度・部門別研修」を平成29年8月25日(金曜日)行いました。
「農業制度研修」では、日本政策金融公庫から農業制度資金、豊橋市役所から自治体の就農支援制度について紹介し、農業改良普及課からは青年等就農計画、家族経営協定など、農業に関する諸制度について説明しました。
「部門別研修」では、作目ごとに6つのグループに分かれて行いました。参加者は、技術指導グループの普及指導員や他の参加者と熱心に意見を交えながら、自家経営における課題、将来目標、目標達成に向けた手段を考えていました。
写真:農業制度研修の様子 写真:部門別研修の様子