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平成29年10月

ページID:0180755 掲載日:2017年12月6日更新 印刷ページ表示

新規就農者向けセミナーを開催

 農業改良普及課は、新規就農者を対象とした新農業経営者セミナーの2回目「経営管理研修」及び、3回目「農業機械研修」をそれぞれ9月6日(水曜日)、9月20日(水曜日)に開催し、両日とも20名ほどが出席しました。

 「経営管理研修」では、簿記の必要性と活用方法及び決算書の読み方について、安形京子税理士から講義を行いました。「農業機械研修」では、農薬の基礎知識や効果的な薬剤散布、動噴の構造とメンテナンスについて、農業改良普及課担当者、経済連肥料農薬担当者、丸山製作所営業担当者から講義を行いました。

 出席者は、熱心に説明に聞き入っていました。セミナー終了後のアンケートでは、「簿記などの会計については親に任せきりだったが、将来に向けて自分でも勉強していきたい」「今後は農薬の種類だけでなく、散布方法にも注意して作業したい」などの感想がありました。

 農業改良普及課では、今後も新規就農者に役立つセミナーを開催し、基礎知識の習得に向けた支援を行っていきます。

 経営管理研修         農業機械研修

        写真:経営管理研修の様子                       写真:農業機械研修の様子 

スプレーギクの出荷拡大に向けて、花ロボ導入進む

 近年、JAひまわりスプレーマム部会の中で、全自動結束機付き重量選花機(以下、花ロボ)の導入が急速に拡大しつつあります。部会員が少しずつ減少していく中、規模拡大のボトルネックとなっている出荷調製作業を省力化することで、年間の作付け回数を増やし、産地全体の出荷数量の拡大を図るのが狙いです。

 現在、8戸がすでに花ロボを導入しているほか、産地パワーアップ事業を利用して7戸が新たに導入を予定しており、来年度には利用農家数が全部会の25%に達する見込みです。

 花ロボをうまく活用すれば、熟練を要する選別作業をパートに任せたり、採花ピーク時に他のほ場の定植準備や摘心作業を並行して行ったりすることが可能になるため、作業の競合を気にすることなく作付けが可能になります。

 農業改良普及課は、導入農家の労力削減効果をデータ化して研究会で紹介したり、導入希望者には作付けを増やした場合のシミュレーションを行ったりするなどの支援を行ってきました。今後もさらなる出荷拡大に向けた取組を推進していきます。

         JAひまわりスプレーマム部会

    写真:花ロボ導入により、1人でも出来るようになった出荷調製作業