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愛知県へき地医療支援機構
へき地医療支援機構とは
設置経緯及び設置場所
本県では、平成14年4月1日から「愛知県へき地医療対策実施要綱」を制定し、現在は愛知県へき地医療支援機構の本室を愛知県保健医療局 健康医務部医務課 地域医療支援室に設置し、分室を愛知県厚生農業協同組合連合会 知多厚生病院に設置しています。
へき地医療支援機構 専任担当官 ご挨拶
へき地医療拠点病院とへき地診療所
医療従事者派遣
へき地診療所で働く医師は研修や休暇などで容易に診療所を離れることができません。しかし、不在時に自分の代わりに診療をしてくれる医師がいれば、必要な医療技術を学ぶための研修やリフレッシュのための休暇を安心して取ることができます。へき地の医療機関で継続して勤務するためには、このような支援策も重要と考えています。
また、常勤の医師がいない無医地区等については、へき地診療所の運営のための医師派遣、巡回診療などを行い、地域住民の医療の確保に努めています。
- 代診とは
へき地診療所の医師が研修等で不在になる場合、へき地医療拠点病院から医師を派遣し代わりに診療を行うことです。
- 医師派遣とは
へき地医療拠点病院からへき地診療所に定期的に医師を派遣し、診療所運営を支援することです。
- 巡回診療(健診)とは
へき地医療拠点病院の医師が無医地区等を巡回して、診療を実施することです。
前年度の医療従事者派遣実績はこちら
愛知県へき地の地域医療研修プログラムについて
愛知県では、3つのへき地医療拠点病院(厚生連知多厚生病院、厚生連足助病院、新城市民病院)が、各地域の保健・医療・福祉関連施設と連携し、地域医療研修プログラム(以下、「研修プログラム」という。)を作成しています。
へき地の医療機関では、保健、医療、介護、福祉の包括的な取り組みをしているところが多く、都市部の大病院では経験しがたい研修ができます。地域住民と一緒に過ごしながら、患者・家族の生活を支えるへき地医療のやりがいを知ってもらう機会になることを期待しています。
各地域医療研修プログラムの最新版はこちらからどうぞ
- 知多半島地域医療研修プログラム 知多半島地域医療研修プログラム [PDFファイル/115KB]
- 足助地域医療研修プログラム 足助地域医療研修プログラム [PDFファイル/166KB]
- 新城市地域医療研修プログラム 新城市地域医療研修プログラム [PDFファイル/146KB]
愛知県へき地医療支援計画策定会議
「愛知県へき地医療支援計画策定会議」とは・・・
へき地医療対策を円滑に行い、へき地医療拠点病院、へき地診療所の相互の連携、調整をするための会議です。無医地区及びへき地医療機関の課題や支援計画などについて検討しています。
会議記録(会議の日時、出席者数、議事内容等)がご覧いただけます。
愛知県へき地・地域医療研修会
「愛知県へき地・地域医療研修会」とは・・・
毎年県内のへき地医療の現場で研修会を開催しています。へき地医療に携わる方からへき地医療に興味のある学生まで、幅広い職種の参加があり、交流を深めています。
令和5年度は、下記のとおり開催しました。
日時: 令和5年8月19日(土曜日) 10時~16時30分
開催方法:現地開催とオンライン配信のハイブリッド形式(オンライン配信は講演部分のみ)
協力:愛知県厚生農業協同組合連合会 知多厚生病院
対象者:へき地医療・地域医療に関心のある全ての方(医師・看護師、ST、OTなどの医療関係者および医療系学生)
内容:【開催テーマ】医療と介護の連携 患者と患者家族のケアのために
令和5年度へき地・地域医療研修会 日程表 [PDFファイル/450KB]
過去の記録はこちらから
東海三県へき地医療研究会(意見交換会)
「東海三県へき地医療研究会(意見交換)」とは・・・
愛知・岐阜・三重のへき地医療の状況を理解・共有し、医療等技術の向上を図るため、へき地医療に携わる方から興味のある学生などの参加者を募集し、各県からの演題発表や講演で研究会を開催し、交流を深めていました。
平成30年度からは支援機構の専任担当官と事務担当者数名で、各県のへき地医療の取り組みの違いなどの意見・情報交換をし、連携を深める「東海三県へき地医療意見交換会」と形を変えて開催をしています。
へき地医療機関への看護師等の派遣に係る事前研修について
愛知県では、この法令に規定された事前研修を下記のとおり実施します。
研修対象者
へき地(※)に所在する医療機関に派遣される予定がある看護師等
※「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律施行令第二条第二項の市町村を定める省令の一部を改正する省令」(平成18年厚生労働省令第70号)において定められた地域
【岡崎市、豊田市、西尾市、新城市、北設楽郡(設楽町、東栄町、豊根村)、知多郡南知多町】
研修内容
- 地域におけるへき地医療拠点病院等の医療機関や消防・警察等の関係機関との連携体制のあり方
- へき地において特に必要とされる、救急医療や在宅医療等に関する知識等
- 派遣先の地域固有の自然環境や生活環境(気候・地形、疾病構造・風土病、ライフラインの整備状況等)
- 派遣労働者の個人的な属性、労働者派遣契約の内容等に基づき、派遣先医療機関、派遣元事業主で協議の結果、事前研修が必要と判断された内容について
実施主体
〇派遣元事業主
・事前研修実施計画及び事前研修資料を作成し、研修対象者に対して、事前研修を6時間以上実施する。
〇へき地医療支援機構(本室:県医務課地域医療支援室)
・派遣元事業主に、事前研修資料作成のための参考資料(上記I~III)を提供する。
・事前研修実施計画の承認、修了証明書等の発行を行う。
事前研修の流れ

(1)派遣先へき地医療機関と派遣元事業主の間で派遣契約を締結し、事前研修実施計画書(別紙様式1)及び事前研修資料を作成
(2)派遣元事業主から、へき地医療支援機構(本室)に対し、事前研修実施計画書(別紙様式1)及び研修資料を提出 ※1
(3)へき地医療支援機構(本室)において、(2)で提出された資料を確認し、事前研修実施承認を通知
(4)派遣元事業主において、派遣労働者に対し、事前研修を実施
(5)研修終了後、派遣元事業主からへき地医療支援機構(本室)に対して、事前研修実施報告書(別紙様式2)を提出 ※2
(6)へき地医療支援機構(本室)が、派遣元事業主に対して、事前研修修了確認を通知し、派遣労働者宛ての事前研修修了証明書(別紙様式3)を発行
(7)派遣元事業主から、派遣労働者に対して、事前研修修了証明書を手交
※1 事前研修実施計画書(別紙様式1)及び研修資料は、資料の確認作業があるため、研修実施日の1週間前までを目処にご提出ください。
※2 事前研修実施報告書(別紙様式2)は、資料の確認作業があるため、派遣開始日の1週間前までを目処にご提出ください。