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自治医科大学について
自治医科大学について
自治医科大学の概要
自治医科大学は、へき地等の地域医療の確保向上を図るため、各都道府県が共同して、昭和47年に現在の栃木県下野市に設立した大学です。
本学医学部入学試験では、全ての都道府県において2名または3名ずつ(栃木県は地域枠3名を含む、5名または6名)、合計で123名の学生が選抜されます。
学生に対しては、授業料等の修学に要する経費を貸与し、卒業後、所定の期間、知事が指定する公立病院等に勤務した場合は、その返還を免除する本学独自の修学資金制度があります。
自治医科大学の特徴
- 地域医療を担う医師の育成を目的とした医科大学です。
- 臨床能力に優れた総合医教育を実践しています。
- 抜群の医師国家試験合格率を誇ります。(第47期卒業生までで、合格率100%が10回、合格率全国1位が22回)
- 修学資金貸与制度及び奨学資金貸与制度があります。
- 入学生全員に修学資金が貸与され、授業料などの負担の必要はありません。
- 貸与された修学資金は貸与期間の1.5倍の期間(通常9年間)、出身都道府県にてへき地勤務等に従事することにより、返還が免除されます。
- 卒業後も、臨床研修及び後期研修が行われます。また、自治医科大学のサポートが受けられます。
大学生活について
寮生活
自治医科大学は全寮制です。
プライバシーも確保され、経済的にも安心です。
各部屋のドアは、タッチキー式です。
男女の寮も、それぞれカードキー付きのドアで区分けされています。
学生の一日
4年生以上
- BSL(Bed Side Learning)
- 2週ずつ全科をまわる病棟実習
- 実習科により、開始・終了時刻は様々
3年生まで
- 朝8時30分より講義
- 70分授業を4コマから6コマ
部活動
部活も活発に行われており、サークルを含め、多くの運動部・文化部が積極的に活動しています。
少林寺拳法部
県人会
出身都道府県ごとに県人会が設けられており、慣れない県外での寮生活でも心強い仲間がいます。
また、卒業後に愛知県に戻って、へき地医療機関等で勤務するときも、お互い支え合う仲間となります。
愛知県県人会で旅行することもあります。
卒業後の勤務について
卒業後の勤務モデル
愛知県では、一般的な義務年限の期間である9年間の勤務は、おおよそ下図のような流れになっています。
へき地等勤務の状況
へき地勤務期間には、愛知県内の指定公立病院等の第一線でご活躍いただいており、地域の方々から、大きな信頼が寄せられております。
なお、現在は東栄医療センター(東栄診療所)、西尾市佐久島診療所及び新城市民病院等で勤務していただいております。
卒業生からのメッセージ
自治医科大学受験生の皆さんへ向けた、卒業生からのメッセージを紹介します。
愛知県保健医療局長からのメッセージ
受験生の皆さん、こんにちは。
愛知県で医療制度全般を総括しております、保健医療局長の長谷川です。
自治医科大学は、医療に恵まれない、へき地等における医療の確保向上及び地域住民の福祉の増進を図るため、昭和47年に全国の都道府県が共同で設立した大学です。
これまでに、4,978名が卒業しており、卒業生は全国各地のへき地など、第一線の診療所、病院等で活躍しています。
この高い理念の実現を目指し、大学では総合医として医療の現場で活躍できる医師を養成するため、実践的なカリキュラム及び手厚い教育体制が組まれており、6年間で即戦力となれる実力をつけることができます。
自治医科大学を志願される皆さんには、大学でしっかりと医療の理念・技術を学んでいただき、地域医療の担い手として、また、より良い生活のパートナーとして、愛知県の医療の現場を支えていただけることを期待しております。