指定薬物を含有する危険ドラッグの発見について

　県では、健康被害を未然に防止するために、いわゆる「合法ドラッグ」等として販売されており、指定薬物等を含有することが疑われる製品を買上げて、検査を行っています。

　平成26年9月19日に、県内で唯一営業していた店舗で買上げた6製品について、県衛生研究所で成分検査を実施したところ、下記のとおり全ての製品から、指定薬物が検出されました。

※1　検出された指定薬物の化学名及び指定薬物とされた年月日

・通称名：PV9（α-POPとも呼ばれている。）

・化学名：1-フェニル-2-(ピロリジン-1-イル)オクタン-1-オン

麻薬に含まれる成分と類似の作用を有する可能性が考えられる。

・指定薬物とされた年月日：平成26年4月5日

※2　検出された指定薬物の化学名及び指定薬物とされた年月日

・通称名：NM2201

・化学名：ナフタレン-1-イル＝1-(5-フルオロペンチル)-1H-インドール-3-カルボキシラート

大麻に含まれる成分と類似の作用を有する可能性が考えられる。

・指定薬物とされた年月日：平成26年11月8日

（1）上記6製品については、立入調査時に製品の名称及びパッケージ等から、指定薬物が含有されている可能性が強く疑われたため、製品の買上げを実施するとともに販売中止を警告しています。

（2）当該店舗は、経営者らが平成26年10月2日に薬事法（現在は医薬品医療機器等法）※違反で逮捕されており、現在、閉店しています。

（3）県ホームページに製品名等を掲載し、摂取又は使用による危険性等を県民に周知します。

（1）指定薬物を含有する製品を所持、購入、譲受け、使用することは、医薬品医療機器等法第76条の4の規定に違反し、同法により厳しく罰せられます。

（2）いわゆる「合法ドラッグ」等として販売されている製品の多くは、どのような物質が含まれているか不明であり、人体にどんな影響が出るかわからず死に至る可能性もあり大変危険です。絶対に使用しないでください。万が一、購入し、使用している方は、直ちに使用を中止していただくとともに、製品の使用が原因と疑われる症状がある場合には、速やかに医療機関を受診してください。