本文
福祉用具・介護ロボット実証評価促進事業について
福祉用具・介護ロボット実証評価促進事業について(平成25年度緊急雇用創出事業基金事業 起業支援型地域雇用創造事業)
高齢化の進展等に伴い、ますますニーズが高まる福祉用具は、愛知県のモノづくり技術が有効に活用できる分野であり、持続的な経済成長をけん引する内需型産業のひとつとして期待されています。
福祉用具は、個々人の体型や障がいの度合いに応じた対応が求められる製品であり、モノづくりからすると、いわゆる「多品種・小ロット」の製品であるがゆえに、中小企業の強みが活かされやすい分野といわれています。
しかし、福祉用具を開発するにあたり、モノづくり側や利用側において、主に以下の課題があるため、実用化しにくい現状があります。
【モノづくり企業の課題】
- 医療や介護・福祉の現場における利用者ニーズを把握しにくい
- 製品の利便性等を評価する方法が分からない
【医療・福祉施設の課題】
- 新しい福祉用具について、安全性や利用効果が高いのか分からない
- モノづくり側から製品評価の依頼があっても、評価の手段が分からない
そこで、愛知県では、利用してもらえる福祉用具の開発を促進するため、モノづくり企業と医療・福祉施設との協働による開発・実証評価の仕組みの構築を目指し、この事業を実施しました。
事業内容
1 実証評価を希望する福祉用具等の募集 【平成25年6~7月】
福祉用具・介護ロボットの開発に取り組む愛知県内の企業・大学等を対象に募集。
2 実証評価に協力可能な医療・福祉施設の調査 【平成25年7~9月】
愛知県内の医療・福祉施設を対象に、福祉用具・介護ロボットの実証評価への協力意向等について、アンケート・ヒアリング調査を実施。
3 実証評価の試行 【平成25年9月~平成26年2月】
実証評価を行う福祉用具・介護ロボットごとに体制(チーム)を構築し、実証評価計画書の検討・作成を行い、実証評価を試行。
4 実証評価の実施に関する手続き等の検討 【平成25年10月~平成26年1月】
「愛知県福祉用具・介護ロボット実証評価促進検討委員会(委員長:名古屋工業大学 森田良文教授)」において、福祉用具の企画から販売に至るまでの取組(福祉用具開発ロードマップ)について検討し、「福祉用具開発の手引き」として作成。
5 成果報告会の開催 【平成26年2月7~8日】
本事業による実証評価の結果や、「福祉用具開発の手引き」について紹介するほか、最新の福祉用具・介護ロボットに関する講演や展示を開催。
医療・福祉施設等へのアンケート調査結果
- (panel [PDFファイル/223.84 KB])
医療・福祉施設等へのアンケート調査結果
関連コンテンツ
問合せ
〒460-8501 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号
愛知県経済産業局産業部産業振興課次世代産業室
電話 052-954-6352 FAX 052-954-6943
E-mail: jisedai@pref.aichi.lg.jp