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流域別下水道整備総合計画
下水道には、公共用水域の水質保全という重要な役割があります。
河川・湖沼・海域の水域において最も効果的な水質保全のための下水道整備を行うためには、広域的な観点から、効率的な整備を図るための全体的な計画を策定することが重要です。
このような背景から、環境基本法第16条に基づく水質環境基準の類型指定がなされている水域について、その環境基準を達成するため、当該流域に係る下水道の整備手法を定める総合的な計画として、流域別下水道整備総合計画(以下「流総計画」という。)を都道府県が策定するよう下水道法第2条の2に規定されています。
なお、流総計画において、下水道の整備に関する基本方針、主要な排水施設、処理施設を定めています。
現在、愛知県では下図の計画区域図のように、名古屋港海域等流総計画、知多湾等流総計画、渥美湾等流総計画を策定しています。
流総計画区域内の下水処理場の処理水質については、以下のとおり設定しております。
日最大計画下水量 | COD | T-N | T-P |
---|---|---|---|
30,000m3以上 | 8.1 mg/L | 7.0 mg/L | 0.66 mg/L |
30,000m3未満 | 12 mg/L | 17 mg/L | 1.4 mg/L |