本文
情報政策課の事業内容
(1)DXの推進について
行政の情報化・DXを推進するため、「あいちDX推進プラン2025」(令和2年12月策定)に基づき、知事を本部長とする「愛知県DX推進本部」(令和2年10月設置)のもと、県行政の効率化、データの活用、県域のICT活用支援、デジタル人材の育成に関する施策を庁内横断的・機動的に進めます。
(2)情報セキュリティの確保について
ア 情報セキュリティポリシーの運用
県が保有する情報資産を様々な脅威から守り、県民の信頼を損なうことなく円滑に行政を運営するため、「愛知県情報セキュリティポリシー」に基づき、セキュリティ対策の適正な実施に努めます。
また、職員によるセキュリティ内部監査(情報システム監査・所属監査)及び外部監査人によるセキュリティ監査を実施するとともに、情報セキュリティインシデント対応チーム(CSIRT)によるセキュリティ対策の強化を図ります。
イ ネットワークのセキュリティ対策
インターネットを介したサイバー攻撃のリスク等を防ぐため、ネットワークのセキュリティ対策を実施します。
ウ 「あいち情報セキュリティクラウド」の運用
県全体で高いセキュリティレベルを確保するため、県と市町村のインターネット接続口を集約し、高度な監視を行う「あいち情報セキュリティクラウド」を運用します。
(3)地理的情報格差の是正について
三河山間地域では、携帯電話の通じない地域が散在しているため、携帯電話用鉄塔などの整備に対する補助制度を活用し、地域の実情に応じた都市部との情報格差の是正に関する取組を行っております。
(4)総合行政ネットワーク(LGWAN)について
国、全都道府県、全市町村を結ぶ総合行政ネットワーク(LGWAN)の利用の促進及び円滑な運用を図ります。
(5)市町村の電子自治体構築の推進について
県内自治体の共通課題である電子自治体構築を推進するため、県・市町村等で組織する「あいち電子自治体推進協議会」において、電子申請・届出システム、共同利用型施設予約システム、あいち電子調達共同システム(CALS/EC及び物品等)の運用管理を行うとともに、研修会や情報セキュリティ対策事業を行います。
(6)申請及び届出等の電子化について
県に対する申請、届出等に係る手続をインターネットで行うための環境整備を行います。
(7)情報システムの適正化について
県庁内の情報システムの適正化及び調達コストの削減を図るため、情報システムの調達プロセスにおいて、外部専門家のノウハウを活用しながら各局等を指導・支援します。
(8)社会保障・税番号制度への対応について
国が導入した社会保障・税番号制度について、県庁内の連携を図り、関係局等の取組を促進するとともに、情報連携の基盤となる中間サーバ、愛知県宛名管理システム及びマイナンバー利用事務系ネットワークの運用管理を行います。
また、マイナンバーカードの普及を推進します。
(9)電子自治体の基盤利活用に向けた取組について
県民サービスの向上や行政の効率化を図るため、ICT基盤を積極的に利活用する電子自治体の推進について、全県的な取組を進めます。
ア 「ネットあいち」等の運用管理
透明性の高い県政の実現や県民生活に関わる情報を迅速・的確に提供するため、ネットあいち(愛知県民情報システム)及びSNS(愛知県庁Twitter、Facebook、及び愛知県LINE公式アカウント)の運用管理を行うとともに、各局等が行うWebページによる情報提供の支援、県関係のスポーツ施設等を予約できる「施設予約システム」の運用を行います。
このほか、官公庁が保有する電子データを公表して、様々な新しい形のビジネスの創出、行政の透明性の向上などを目的とする「オープンデータ」の取組として、ネットあいち上に「愛知県オープンデータカタログ」を公開します。
イ 統合型地理情報システムの推進
行政地理情報を庁内で共有するとともに、インターネットを通じて県民や事業者に提供するため、位置や場所に関する地理情報を電子地図の上にわかりやすく表示した「統合型地理情報システム(統合型GIS)」を運用管理します。
ウ 電子自治体の基盤利活用に関する指導・支援
電子自治体の基盤利活用について、各局等に対する相談対応、技術的指導・支援を行います。
また、職員の情報に関するICT活用能力の向上を図るための各種研修を実施します。
エ 情報通信基盤の運用管理
行政情報通信ネットワーク、ネットワークパソコン、職員ポータルサイトシステム等の適切な運用管理及び職員のインターネットの適正利用を図るとともに、各種業務システムが稼動する庁内クラウドを運用管理します。