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きのこ(海上の森自然観察インフォメーション)
きのこ(海上の森自然観察インフォメーション)
(50音順)
掲載種一覧
ア行
アイタケ アカヤマドリ アミガサタケ アミタケ アラゲキクラゲ イタチタケ ウラベニホテイシメジ ウラムラサキ エリマキツチグリ オイラセクチキムシタケ オオセミタケ オオワライタケ
カ行
カサヒダタケ カメムシタケ キイボカサタケ キイロアセタケ キイロイグチ キツネノハナガサ クサウラベニタケ クチキムシツブタケ クリフウセンタケ コテングタケモドキ コナサナギタケ
サ行
タ行
ダイダイガサ タマゴタケ タマシロオニタケ タンポタケ ティラミステングタケ(仮称) ツチグリ ツブノセミタケ テングタケ トキイロヒラタケ ドクツルタケ ドクベニタケ
ナ行
ハ行
ハカワラタケ ハツタケ ハナオチバタケ ハナサナギタケ ハナヤスリタケ ヒイロタケ ヒトクチタケ ヒラタケ ベニイグチ ベニナギナタタケ ホコリタケ
マ行
ヤ行
種名・写真 | 概要 |
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ア行 | |
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ベニタケ科 秋に雑木林に生える中型のきのこ。 傘の上面が全面淡青色のものと同色の斑点状のものがある。 ベニタケの仲間は縦に裂けにくい。 |
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イグチ科 秋に雑木林に生える大型のきのこ。 生え始めの傘の表面は皺状で、成熟するとひび割れて、他のきのこと見分けやすい。 成熟したもののほとんどに虫が入っている。 |
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ノボリリュウ科 春、広葉樹林や草地、庭などに発生し、多数群生することもある。 高さ7~15センチ。頭部は黄褐色の類球形~卵形、表面が大きくくぼんで、くぼみの縁が網目に見える。 |
イグチ科 夏から秋にかけて、若いマツ林の地上に群生する裏にアミ状の管孔のあるきのこ。 昔から食べられていて、地方によって様々な呼び名がある。ゆでると傘の色が赤紫にかわる。 |
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キクラゲ科 広葉樹の朽木や切り株に生えるきのこで、表面は微毛に覆われ、白っぽく見える。 乾くと縮むが、雨が降れば膨らみ、成長する。 微毛のないキクラゲと共に調理に利用される。 |
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ナヨタケ科 広葉樹の朽木から発生する小型のきのこ。 傘の縁に白い付着物がある。 |
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イッポンシメジ科 太い柄と厚い傘を持つ中~大型のきのこ。 食用として人気があるが、強毒きのこのクサウラベニタケと似ており、両種が見分けられなければ、食べてはいけない。 |
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ヒドナンギウム科 道端に生える小さなきのこ。 アンモニアを好むきのこで、用を足した場所に発生する。 古くなり色が褪せても、傘の裏は紫色をしている。 |
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ヒメツチグリ科 硬い外皮が破れて広がり、球形の内皮が現れる。 外皮の下部が環状に内部を囲むことから襟巻との名がある。 ホコリタケと同様に頂部から胞子を出す。 |
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オフィオコルディセプス科 朽木の中の鞘翅類の幼虫から発生する。 寄主となる虫は、クチキムシツブタケが発生する虫より小さい。 |
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オフィオコルディセプス科 地中の割合浅いところにいるセミの幼虫から春に発生する。 冬虫夏草菌の中では大きいので、見つけやすい。 毎年、同じところに発生する。 |
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モエギタケ科 秋に樫の木の根元などに束生する大型のきのこ。 神経毒による顔面痙攣の様子を笑っていると見立てての「笑茸」の名。 |
カ行 | |
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ウラベニガサ科 広葉樹の朽木に発生する小型のきのこ。 傘の上面の皺が特徴で、発生の初期のほうが皺が目立つ。 |
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オフィオコルディセプス科 カメムシの成虫から発生する冬虫夏草菌の1種。 林の地上で見つかる。カメムシは落ち葉に埋もれているが、きのこは地上に出ている。 冬虫夏草菌の中では見つけやすい。 |
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イッポンシメジ科 秋に林に生える小形のきのこで、よく見かける。 傘の中央に鉛筆の芯のような突起がある。 透明感があり、写真の被写体にしたくなるようなきのこ。 |
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アセタケ科 傘に繊維状の筋がある小型のきのこ。 神経毒を含み、中毒すると発汗することがあり、アセタケの名がある。 |
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イグチ科 秋に雑木林の地上に生える中型のきのこ。 発生の初めは傘と柄の間に粘り気のある膜を張る。 傷つくと青く変色する。 |
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ハラタケ科 透明感のある細い柄と薄く透ける傘を備え、僅かな風にも揺れる。 朝には傘を広げていても、午後には傘が委縮してしまう。 柄にツバがある。 |
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イッポンシメジ科 夏から秋に広葉樹林や、マツのまじった林に発生する。 食べると下痢・吐き気・腹痛などで苦しむ。 食用のホンシメジやウラベニホテイシメジと間違えやすく、日本のきのこ中毒の多くが、このきのこが原因といわれている。 |
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オフィオコルディセプス科 朽木の中の鞘翅類の幼虫から発生する。 木が朽ちて柔らかいので掘り取りはし易い。 1本の朽木に幾つか発生していることが多い。 |
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フウセンタケ科 別名はニセアブラシメジ、地方名で「しばもち」と呼ばれる。 秋に生えるきのこで、ヒダは細かく、幅は狭い。 落ち葉の下で、群生していることが多い。 |
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テングタケ科 秋に雑木林に発生する中~大型のきのこ。 傘は、灰色っぽいまだら模様。 柄の下部にツボと柄にツバを備える。 |
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ノムシタケ科 ハナサナギタケと同様に鱗翅類から発生する。 前種は枝分かれするが、本種は棒状で枝分かれしない。 前種より小型である。 |
サ行 | |
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クヌギタケ科 雑木林に生える小形のきのこ。 サクラタケといわれるきのこは、近縁種も含まれていることが多い。 |
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ハラタケ科 地表に生える中型のきのこ。 傘の表面は紫褐色の鱗片が破れてまだら模様。 柄は綿毛状の付着物で覆われる。 |
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スエヒロタケ科 朽木や朽ちた竹などから生える小型のきのこ。 柄はほとんどなく、傘が直接朽木などから生えているように見える。 ヒダは先端が2つに分かれており、2枚で1組のヒダのように見える。 |
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イッポンシメジ科 秋に雑木林に生える小型のきのこで、発生数は少ない。 触ると直ぐに黄色く変色する。 |
タ行 | |
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タマバリタケ科 広葉樹の朽木に生える、小型のきのこ。 鮮やかな色の棘状の傘の表面が特徴。 古くなると色褪せ、白っぽくなる。 |
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テングタケ科 夏から秋にかけて雑木林に発生する真っ赤なきのこ。 猛毒をもつ種類が多いテングタケ科の中で、数少ない食用可能なきのこである。 タマゴタケモドキなど、似た猛毒きのこがある。 |
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テングタケ科 秋に雑木林に生える大型のきのこで、柄の下部が球形に大きく膨らむのが特徴。 柄の上部には、ツバと呼ばれる付着物がある。 |
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オフィオコルディセプス科 地中で成熟し、地上に現れないツチダンゴを寄主とする冬虫夏草菌の1種。 地下の浅いところにアミメツチダンゴが見つかる。 似た種に、ヌメリタンポタケ、ミヤマタンポタケも見つかる。 |
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テングタケ科 傘、柄ともに暗灰色の綿毛状の付着物に覆われる。 テングタケ科のきのこは、致死性の毒を持つ種が多く、野生きのこを食べるときは注意が必要である。 |
クチベニタケ科 英語では「地の星」と呼ばれている、ミカンの皮をむいたような不思議な形のきのこ。 林縁の土に群生していることがある。 |
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オフィオコルディセプス科 地中深くのセミの幼虫から発生することが多いので、掘り取るのには時間がかかる。 地上部は小さいので見つけにくいが、初夏の成熟前は白いので、暗い林床でも見つかる。 |
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テングタケ科 夏から秋にかけてマツ林や雑木林に発生する大型のきのこ。 毒をもつことや傘の表面の色、その姿から天狗に例えられて名が付いた。 きのこを焼いておいて置くと、たかったハエが死んでしまう毒がある。「ハエ捕りきのこ」とも呼ばれる。 |
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ヒラタケ科 ヒラタケと同様の形のきのこで、ヒラタケより少ない。 傘の裏も同色で、フジの枯枝に発生することが多い。 |
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テングタケ科 「死の天使」といわれるほどの猛毒をもつ、真っ白なきのこ。 食べると、消化器、心臓、肝臓、腎臓などをおかされ苦しみながら死ぬ。 夏から秋にいたるところに発生する。 |
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ベニタケ科 傘の色が鮮紅色~ピンク色。雨にあうと、赤みが薄くなる。 小さな破片をかじっただけでも、吐きだしてしまうほど、辛い毒をもつ。 夏から秋に発生する。 |
ナ行 | |
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タマバリタケ科 広葉樹の切り株や枯木に群生する。 ナラタケに似ているがツバがない。 毒成分は含まないが、消化が悪いので毒きのことして扱われている。 |
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モエギタケ科 春から秋にかけて朽ち木や倒木、竹などに束になって発生する。 イオウ色で中央がやや濃く、きのこ全体に強い苦みがある。 猛毒で、食べると腹痛などを起こして死に至ることもある。 食用のクリタケと似ているので要注意。 |
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イグチ科 夏から秋にかけて、若いマツ林や公園などの芝生にも発生する。 傘はチョコレート色で、つよいぬめりがあるが、次第にとれていく。 昔から食べられており、「マンジュウイグチ」などの80近くの方言がある。 |
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ハラタケ科 発生の始めは内部が白く、柔らかいのでマシュマロのようだが、成熟すると内部に褐色の胞子を形成する。 やがて、表皮がはがれ、内部の胞子を飛ばす。 |
ハ行 | |
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所属科未定 枯枝や切り株に群生する。傘は薄く、裏は櫛状。 白くて目立つこと、朽ちるのが遅くて長い間見ることができることなどから、最も普通に見られるきのこの1つ。 |
ベニタケ科 夏から秋にかけてマツ林に発生する。 傷をつけると、みるみる青緑色に変色する。 紛らわしい毒きのこがないことから古くから食用にされ、香りとこくの出るきのことして知られている。 |
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ホウライタケ科 夏から秋に雑木林に生え、薄い傘と硬く細い柄を持つ小型のきのこ。 ヒダは荒く、幾つあるか数えられる。 赤のほか褐色のものがある。 |
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ノムシタケ科 鱗翅類の幼虫や蛹、繭などから発生する。 成熟したきのこを触ると埃のように胞子が飛ぶ。 数が多く、よく見つかる種類である。 |
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オフィオコルディセプス科 前種と同じで、地中のツチダンゴから発生する。 黄色く細い菌糸が伸びきのこに繋がっており、菌糸を切らないように掘り出すのには時間がかかる。 |
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タマチョレイタケ科 割合陽当たりのよいところにある広葉樹の枯木から生えるサルノコシカケの仲間。 古くなると色褪せ、白っぽくなるが、傘の裏は少し色が残る。 染色の材料として利用できる。 |
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サルノコシカケ科 春から秋に、針葉樹の枯れた幹に点々と発生する。 かさは直径2~5cmのハマグリ形。表面は黄褐色からクリ色で光沢がある。 傘の裏側には膜があり、成熟すると穴が開き、魚の干物のような匂いを発する。 甲虫類やその幼虫が見られることが多いが、匂いで昆虫を誘引するらしい。 |
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ヒラタケ科 夏から秋にかけて、広葉樹の倒木などに群生する。 かさは直径5~15センチまたはそれ以上。多数重なって生じる。 |
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イグチ科 真っ赤な傘の上とササクレだった柄に黄色の傘の裏が目立つ大型のきのこ。 夏から秋に雑木林に生えるが、夏に生える個体は他の菌に寄生され、白や黄色になっているものがある。 |
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シロソウメンタケ科 鮮やかな色をした小型のきのこ。 成熟しても棒状のままで、傘は造らない。 色と形からカエンタケと間違われることがある。 |
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ハラタケ科 若いうちは内部が白いが、成熟とともに黄色から褐色に変わる。 成熟すると頂部に穴が開き、触ると煙のように胞子を放出する。 外皮は朽ちるのが遅く、いつまでも残っている。 |
マ行 | |
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フウセンタケ科 広葉樹林や混交林の地上に群生する。 かさは直径2.5~5cm。 表面は淡青紫色で中央は褐色を帯び、粘液に覆われている。 |
ヤ行 | |
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イグチ科 秋に雑木林に生える大型のきのこ。 肉厚の傘と浅い網目のある太い柄を持つ。 しっかりした肉質で、食用となる。 |