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新型コロナウイルス感染症患者の発生について
3月3日(火曜日)に、以下の患者から愛知県の保健所に相談があり、同日、愛知県衛生研究所で遺伝子検査を実施したところ、新型コロナウイルス陽性であることが判明しました。
1 患者Aについて
(1)概要
年代
70歳代(日本国籍)
性別
女性
居住地
愛知県(三河地方)
主な症状等
発熱、咳
※新型コロナウイルス陽性患者(県内19例目・名古屋市(70代女性 患者B)2月25日発表)と2月16日(日)に同じ施設を利用しています。
(2)経過
2月24日 自宅(外出なし) 夜に発熱
2月28日 発熱が続く。県内医療機関Aを受診、かぜと診断される。
3月2日 体動困難のため、県内医療機関Bに入院。
3月3日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
県内医療機関に転院(容態は安定)
※ 本人からの申告によれば、発症前14日以内に海外渡航歴はありません。
※ 現在、2人の濃厚接触者(同居者)を特定しております。
2 患者Bについて
(1)概要
年代
80歳代(日本国籍)
性別
男性
居住地
愛知県(三河地方)
主な症状等
発熱、咳(肺炎所見あり)
※新型コロナウイルス陽性患者(県内33例目・上記患者A)の家族です。
(2)経過
2月28日 発熱、自宅にて待機
3月2日 呼吸困難が強く体動困難のため、県内医療機関Cへ入院
3月3日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
県内医療機関に転院
※ 本人からの申告によれば、発症前14日以内に海外渡航歴はありません。
※ 現在、2人の濃厚接触者(患者Aの濃厚接触者と同じ)を特定しております。
3 患者Cについて
(1)概要
年代
20歳代(日本国籍)
性別
女性
居住地
愛知県(尾張地方)
主な症状等
発熱、呼吸困難(軽度の肺炎所見あり)
※ 行動歴、濃厚接触者については、現在調査中です。
(2)経過
2月28日 発熱(38.5度)、咳、咽頭痛
県内医療機関Dを受診
医療機関Dの紹介で、県内医療機関Eを受診。レントゲンで肺の陰影あり
3月2日 発熱(38.5度)、咳、咽頭痛、肺炎
県内医療機関Fを受診、肺炎と診断される。
医療機関Fの紹介で、県内医療機関Gを受診、入院(容態は安定)
3月3日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
※ 本人からの申告によれば、発症前14日以内に海外渡航歴はありません。
4 患者Dについて
(1)概要
年代
70歳代(日本国籍)
性別
男性
居住地
愛知県(尾張地方)
主な症状等
発熱、咳(肺炎所見有り)
※ 行動歴、濃厚接触者については、現在調査中です。
(2)経過
2月26日 夕方に発熱、咳、鼻水
2月27日 県内医療機関Hを受診
2月29日 県内医療機関Iを受診、肺炎の所見がなく自宅静養
3月3日 症状の改善がなく、県内医療機関Iを再受診
愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、新型コロナウイルス陽性と判明
県内医療機関に入院(容態は安定)
※ 本人からの申告によれば、発症前14日以内に海外渡航歴はありません。
5 その他
今後、県として濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査、健康観察等を実施するとともに、県民の皆様への周知・啓発に引き続き努めていきます。
県民の皆様へ
○ 県民の皆様におかれましては、過剰に心配することなく、咳エチケットや手洗いの徹底などの感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○ 次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、「帰国者・接触者外来」を案内しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
関連リンク
○愛知県
・中国湖北省で報告されている新型コロナウイルス感染症について
○厚生労働省
○国立感染症研究所 感染症情報センター