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「8020表彰者追跡調査」の結果について
「8020表彰者追跡調査」の結果について
平成20年4月2日(水曜日)発表
「8020表彰者追跡調査」の結果について
1 調査対象
(1)平成元年度に8020表彰を受けた241名(現在の推定年齢100歳以上)
(2)平成13、14年度に8020表彰を受けた2,150名(現在の推定年齢85歳)2 調査期間
3 調査結果
(1)現在の推定年齢100歳以上の方
かかりつけ歯科医による追跡を行いましたが、住所不明等、本人の居住地が不明である場合が多く、追跡そのものが困難な状況でした。しかし、2名の方の生存が判明いたしました。
お一人は、ご自宅にお住まいで、ご自宅近くのケアハウスでご自身の趣味を堪能され、楽しい毎日を送られていることがわかりました。また、もうお一人は、老人保健福祉施設に入所されてみえましたがお元気で、足腰は不自由な状況でしたが、お口から食事をされていました。
(2)現在年齢85歳の方
85歳の方で協力が得られた329名の健康状態や生活状況については次のとおりでした。
本県では、『あいち福祉ビジョン』の中で、『活動的な85歳』を目標としておりますが、329人の方のうち、84%の方が生存しておられました。また、生存されている方のうち、介護支援等を受けていない「元気」な方が81%という状況でした。
●85歳の方のまとめ
食生活も豊かで、煮豆、煮物、炒め物、生野菜はもちろん、イカの刺身や古たくわんなど、何でも不自由なく、食事を楽しまれているようでした。
趣味も約70%の方がお持ちで、かかりつけ歯科医を持っている方も95%に達していました。
また、「たばこを吸いますか?」「間食をよくしますか」との設問に90%以上の方が「いいえ」と答えていました。
今回の調査結果から、健康長寿に『歯の健康』も役立っていることが明らかになりました。
報告書は、各保健所、市町村保健センター等に配布します。