新型インフルエンザ対策総合訓練の実施について

平成21年1月8日（木曜日）発表

　東南アジアを中心として鳥インフルエンザ（H5N1）の人への感染が後を絶たず、新型インフルエンザの発生が、世界的に危惧されています。
　そのため、国と共催で、海外・国内での患者発生を想定した新型インフルエンザ対策総合訓練を実施します。
　本県では、この訓練を通じて、国、関係機関等との連携を強化するとともに、現在の県の対応内容の検証・見直しを行い、新型インフルエンザ対策の強化を図ります。

　海外における新型インフルエンザの発生、県内での国内初となる患者確認、その後の感染拡大を想定し、対策本部の設置、保健所による患者搬送等初期対応、医療機関における患者受入れ等の対応、関係機関への連絡等の訓練を、県、国及び関係機関が共同して実施します。

　【今回実施する訓練】

　　1.愛知県新型インフルエンザ対策本部関連訓練
　　2.保健所及び医療機関における実動訓練
　　3.市町村等関係機関連絡訓練

　新型インフルエンザの発生、感染拡大等に対応して「愛知県新型インフルエンザ対策本部会議（本部長：知事）」を開催し、各部局の対応を確認する他、知事と舛添厚生労働大臣（予定）のテレビ会談を行い、県と国の連携を図ります。
　また、まん延期に入ったとの想定で、知事による「県民への呼びかけ」を行います。

　○　実施場所
　　　県庁本庁舎6階　災害対策本部室

　○　実施時間及び内容
　　　＜午前＞
　　　　10時30分～10時55分　第1回対策本部会議（国外での患者発生に対応）
　　　　10時55分～11時20分　第2回対策本部会議（県内での患者発生に対応）
　　　　11時30分～11時45分　知事と厚生労働大臣（予定）のテレビ会談

　　　＜午後＞
　　　　15時15分～15時30分　実動訓練の模様（事前に収録したもの）を上映
　　　　15時30分～15時50分　第3回対策本部会議（まん延期への移行に対応）
　　　　15時50分～15時55分　知事による県民への呼びかけ
　　　　15時55分～16時15分　講評（国立感染症研究所職員予定）等

対策本部関連訓練については、公開いたします。
なお、午後の訓練は、防災服を着用して行います。

　半田保健所、厚生連知多厚生病院において、県内で初発患者が発生したとの想定で保健所の患者搬送、積極的疫学調査、感染症指定医療機関の患者受入を実施します。
　また、陰圧テントを使用した発熱外来の設置・運営等の訓練を実施します。

○　実施場所
　　半田保健所、同美浜保健分室、厚生連知多厚生病院

○　訓練内容等
　　＜半田保健所＞
　　　　13時00分～14時30分　保健所による患者搬送、接触者への積極的疫学調査
　　　　14時30分～16時00分　疑似症患者の届出受理、患者への入院勧告

　　＜厚生連知多厚生病院＞
　　　　13時00分～13時30分　発熱外来（陰圧テント）の設置
　　　　13時30分～14時30分　感染症病床への初発患者の受入、診察、保健所による初発患者への積極的疫学調査等
　　　　14時30分～16時00分　発熱外来での診察、要観察例の感染症病床への受入、県警による発熱外来周辺の警戒、保健所による要観察例への積極的疫学調査等

厚生連知多厚生病院の訓練については、公開いたします。
受付時間、場所等については、別紙のとおりです。
なお、半田保健所及び同保健所美浜保健分室の訓練は公開を予定しておりません。

　患者の発生等新型インフルエンザに関する情報を、政令市、保健所、市町村、医師会等関係機関に電子メールで健康対策課から送信し、受信を確認することにより、情報伝達体制の確認を行います。

○訓練参加機関
　愛知県医師会、愛知県病院協会、愛知県歯科医師会、愛知県薬剤師会、愛知県医薬品卸協同組合、政令市、保健所、市町村、地区医師会

2　今回の訓練に関する国の問い合わせ先

　厚生労働省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室
　担当　西原　電話03-3595-2257（ダイヤルイン）