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「エコモビ実践キャンペーン2021」の実施結果について
「エコモビ実践キャンペーン2021」の実施結果について
その一環として、県内の企業・団体等が期間中、エコ通勤※を中心とした「エコモビ」に積極的に取り組む「エコモビ実践キャンペーン2021」を昨年11月18日(木曜日)から12月17日(金曜日)までの間、実施しました。(参加企業・団体等の募集については2021年9月16日発表済み。)
このキャンペーンは、2014年度から実施しており、今年度も、民間企業、大学等の教育関係機関、経済団体、NPO法人等の各種団体、市町村など、多様な企業・団体等に参加していただきました。
今回の実施結果を今後の普及啓発の取組に生かしていきます。
※「エコ通勤」とは、クルマ通勤を控え、より環境負荷の少ない公共交通や自転車、徒歩、パーク&ライド、相乗りなどで通勤することをいいます。
1 参加企業・団体等数 186企業・団体等
※参加団体等は、「「エコモビ実践キャンペーン2021」参加団体等一覧 [PDFファイル/84KB]」参照(掲載を承諾いただいた団体等のみ記載)。
2 「キャンペーン」各取組項目の参加企業・団体等数と主な取組内容
(1)「エコモビ」情報の周知、実践の働きかけ 186企業・団体等
・職場内での「エコモビ」ちらしの配架
・朝礼、社内会議等での「エコモビ」周知、定期的なエコ通勤の呼びかけ
(2) 県内一斉「エコ通勤デー」(12月1日)への参加 134企業・団体等
・朝礼や社内イントラネット等で「エコ通勤デー」での公共交通機関利用やエコドライブ等の呼びかけ
(3) エコ通勤の推進 177企業・団体等
・マイカー通勤の原則禁止、公共交通機関や自転車、徒歩による通勤の促進
・従業員駐車場の利用制限や有料化、屋根付き駐輪場の確保、カッパ干し場等の設置
・通勤形態の把握(コミュニケーション・アンケートの実施)
・時差出勤やテレワークの実施
(4) 環境に配慮した自動車利用等の推進 154企業・団体等
・社内でのエコドライブ研修の実施
・エコドライブに関するちらしの配付、社内イントラネット等での周知
・カーシェアリングやシェアサイクルの活用
・会社で交通系ICカードを常備、職員へ周知
※(1)の「エコモビ」情報の周知、実践の働きかけは、全参加企業・団体等が取り組む必須項目、(2)、(3)、(4)の各項目は各参加企業・団体等の実情に応じて取り組む選択項目。
具体的な取組事例など詳しくは、「「エコモビ実践キャンペーン2021」取組事例等」(後段に記載)参照。
「エコ モビリティ ライフ」について
○県民一人ひとりが、「エコモビ」を実践することにより、環境にやさしいだけでなく、安全で健康的な県民生活や、機能的で活力あるまちづくりの実現が期待できます。
○行政・事業者・各種団体・NPOなど幅広い分野の関係主体からなる「あいちエコモビリティライフ推進協議会」(会長:愛知県知事)を2008年7月に設立し、「エコモビ」の普及啓発やエコ通勤・エコ通学への転換促進、パーク&ライドの普及拡大、公共交通利用の動機付けなどに取り組んでいます。(2022年2月24日現在の構成員数339団体・名)
※詳しくは、エコモビWebサイト「知って得するエコモビ実践ガイド」をご覧ください。
「エコモビ実践キャンペーン2021」取組事例等
1 「キャンペーン」各取組項目の実施事例(「キャンペーン」実施以前からの取組を含む)
(1)「エコモビ」情報の周知・実践の働きかけ
・職場内での「エコモビ」ちらしの配架
・朝礼、社内会議等での「エコモビ」周知、定期的なエコ通勤の呼びかけ
・社内イントラネットでの周知、「エコモビメールニュース」※の職場内展開
・社内掲示板等への掲載
※エコモビメールニュースとは、毎月、「エコモビの日」(第1水曜日)の前日にあいちエコモビリティライフ推進協議会構成員あてに「エコモビ」情報を配信しているもの。10月から12月まで、「エコモビ」のメリットや具体的な取組について紹介する「エコモビコラム」などを追加して、「キャンペーン」参加企業・団体等に対しても配信した。
(2) 県内一斉「エコ通勤デー」(12月1日)への参加※
・朝礼や社内イントラネット等で「エコ通勤デー」での公共交通機関利用やエコドライブ等の呼びかけ
・県内一斉「エコ通勤デー」以外に、毎月日にちを決めて(例:毎月第1水曜日(「エコモビの日」)、毎月1・15日等)、「エコ通勤デー」を実施
※業務都合等に応じて別日程を設定したり、県内市町村が実施する同様の取組へ参加することも可。
(3) エコ通勤の推進
【マイカー通勤の抑制】
・マイカー通勤の原則禁止、公共交通機関や自転車、徒歩による通勤の促進
・従業員駐車場の利用制限や有料化
・自宅が事業所から近い(2km未満など)通勤者の駐車場利用を制限
・就業規則等に規定、原則マイカー通勤を禁止に
・会社の取引先にも公共交通機関での移動を推奨
【自転車通勤の奨励】
・屋根付き駐輪場の確保、カッパ干し場等の設置
・駐輪場に、ヘルメットや防寒具を置く場所を新たに設置
・従業員のシャワー室の無料使用可
・夕方に薄暗くなるため、夜光テープや夜間照明を設置
・自転車盗難防止用にチェーンやワイヤーをかけられるポールやシャッター付きのガレージを設置
・自転車通勤者についても通勤手当を支給
【従業員の交通行動転換促進】
・「コミュニケーション・アンケート」※の実施
※コミュニケーション・アンケートとは、従業員の通勤実態を把握するとともに、従業員一人一人に自身の通勤を振りかえってもらうことでエコ通勤への転換を促すきっかけとするもの。
【相乗り通勤】
・複数の現場担当者がいる現場は、通勤車両の相乗りを推進
・現場の位置、人数により可能な限り相乗り通勤を継続的に推奨
・毎月第4金曜日に通勤時の相乗りを推進
・新型コロナウイルス感染症対策として、相乗り時に除菌ウエットシ-トを会社で用意し、配布
【時差出勤など】
・公共交通機関を利用する社員に対して、フレックス制度を活用した時差出勤を奨励
・テレワークの実施
・エコ通勤者に対する表彰
(4) 環境に配慮した自動車利用等の推進
・社内でのエコドライブ研修の実施
・エコドライブに関するちらしの配付、社内イントラネット等での周知
・「エコドライブ10のすすめ」の周知
・社用車の運転日誌にエコドライブ推進の資料を貼付
・個人面談を行い、自動車の業務使用時の運転について話し合い
・会社車両の燃費を月ごとにまとめ、目標数値を設定
・カーシェアリングやシェアサイクルの活用
・EV、PHV、HVなどのエコカーの導入
・社有自転車の活用
・会社で交通系ICカードを常備、職員へ周知
2 参加企業・団体等からのご意見・ご感想等
・コロナ禍ということもあり、自転車通勤の奨励や自動車使用時のエコドライブの励行を中心に力を入れた。
・マイカーでの通勤を徒歩にしたことによって、健康意識も高まった。
・本キャンペーンをより多くの人々に知ってもらうことは日常の移動手段を見直す契機となり得る。
・私生活においてもエコドライブ等を意識するきっかけになる活動であり、今後も活動を続けていきたい。
・エコモビのような取組は継続性が大切だと思う。
・毎年参加しているが、取組が職場内でしっかりと定着してきており、エコモビリティライフに対する理解が深まっている。
・日常的に取り組んでいても、キャンペーン期間というだけで、更に取り組んでみようという意識が高まった。
・日常で行っていることに「チョイ足し」しながら、今後もエコ意識を高めていきたいと思う。