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学校教育について

平成31年度学校教育
本県教育委員会では、各年度ごとに学校教育の指導の方針等を定め、県民の皆さまの負託にこたえるべく、県内の学校教育の充実と幼児児童生徒の健全育成に努めています。
本年度は、次のとおりです。
■平成31年度学校教育について
学校教育は、幼児児童生徒が生涯にわたり、人間としての成長と発達を続けていく基盤となる力を養うとともに、国家及び社会の有為な形成者としての資質を育てることを目的として行うものである。
各学校においては、本県教育振興基本計画に基づき、知・徳・体の調和のとれた人間形成と個性の伸長を図るとともに、自他の敬愛と協力を重んじ、公共の精神を尊び、創造的で活力に満ちた社会の発展に尽くす態度を養うことが大切である。
教職員は、教育者としての使命を自覚し、学校教育の目的と学習指導要領等の趣旨を十分理解し、校(園)長の指導のもとに一致協力して公教育の推進に努力されるよう期待する。
指導の方針
1 命を尊び、心や体を鍛え、たくましく生きる力を養う。
2 真理を求める態度と、自ら学び、深く考え、広い視野をもって主体的に行動する力を養う。
3 礼節を重んじ、自らを律し、他とともに心豊かな生活を築く態度を養う。
■愛知の学校教育の特色
幼稚園並びに小・中学校の学校教育は、学校と家庭や地域社会との連携を図り、幼児児童生徒の個性や能力に応じた教育、充実した学校生活の実現をめざしています。
小・中学校においては、生きる力を育成するために、児童生徒の心に響く豊かな体験活動や、各教科等の特質に応じた言語活動の充実を図っています。また、業間体育や体育的行事などの充実を図ることで、運動に親しむ習慣を身に付けさせています。さらに、全中学校において「職場体験」学習を実施するなど発達段階に応じた体系的なキャリア教育を行っています。
高等学校では、生徒の個性や能力に応じた教育、充実した学校生活の実現、特色ある学校づくりをめざした教育活動が着実にすすめられています。
そして、生徒の進路目標の実現を図るために、多様な教育課程の編成や、情報化などの時代の進展に即した学科やコースの新設・改編に努めています。
また、国際化に対応した英語教育や国際理解教育を充実するために、各学校に外国人語学講師を配置することに努めています。
■へき地教育
県内には、三河山間部や離島にへき地学校である小・中学校が39校、義務教育学校が1校あります。へき地学校ならではの多くの問題をかかえる中で、地域の特性を生かすアイデアを生み出し、心豊かでたくましい人間の育成をめざす努力をしています。本県では「へき地教育振興費補助事業」や、「へき地・複式教育研究協議会」などの教員研修事業を実施して、へき地教育の充実と振興に努めています。