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平成28年度大気汚染調査結果について
平成28年度大気汚染調査結果について
愛知県及び大気汚染防止法第31条に基づく政令で定める4市(名古屋市、豊橋市、岡崎市及び豊田市)は、同法第22条第1項の規定に基づき、平成28年度における二酸化硫黄等の大気汚染常時監視及びベンゼン等の有害大気汚染物質のモニタリング結果をとりまとめました。調査結果の概要は次のとおりです。
○大気汚染常時監視結果の概要
・ 二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素及び浮遊粒子状物質は、全ての測定局で環境基準を達成しました。
・ 微小粒子状物質(PM2.5)は、平成23年度に測定を開始してから初めて、全ての測定局で環境基準を達成しました。
・ 光化学オキシダントは、全ての測定局で環境基準を達成しませんでした。
○有害大気汚染物質のモニタリング結果の概要
・ 環境基準が設定されているベンゼン等4物質は、全て環境基準を達成しました。
・ 指針値が設定されているアクリロニトリル等9物質は、全て指針値を満足しました。
1 大気汚染常時監視結果の概要
物質名 | 結果の概要 |
---|---|
二酸化硫黄 |
一般環境大気測定局の22局、自動車排出ガス測定局の3局全てで環境基準を達成しました。 (平成27年度:全ての局で達成) |
二酸化窒素 |
一般環境大気測定局の61局、自動車排出ガス測定局の23局全てで環境基準を達成しました。 (平成27年度:全ての局で達成) |
一酸化炭素 |
一般環境大気測定局の2局、自動車排出ガス測定局の7局全てで環境基準を達成しました。 (平成27年度:全ての局で達成) |
浮遊粒子状物質 |
一般環境大気測定局の63局、自動車排出ガス測定局の23局全てで環境基準を達成しました。 (平成27年度:一般局1局で非達成) |
光化学オキシダント |
一般環境大気測定局の62局、自動車排出ガス測定局の11局全てで環境基準を達成しませんでした。 (平成27年度:全ての局で非達成) |
微小粒子状物質(PM2.5) |
一般環境大気測定局の40局、自動車排出ガス測定局の15局全てで環境基準を達成しました。 (平成27年度:一般局5局、自排局2局で非達成) |
(注)一般環境大気測定局は、一般環境大気の汚染状況を常時監視する測定局。自動車排出ガス測定局は、自動車排出ガスによる環境大気の汚染状況を常時監視する測定局。
物 質 名 |
局区分 |
環境基準達成測定局数/有効測定局数 (達成率) |
||
---|---|---|---|---|
26年度 |
27年度 |
28年度 |
||
二酸化硫黄 |
一般局 |
22/22(100%) |
22/22(100%) |
22/22(100%) |
自排局 |
3/ 3(100%) |
3/ 3(100%) |
3/ 3(100%) |
|
二酸化窒素 |
一般局 |
63/63(100%) |
62/62(100%) |
61/61(100%) |
自排局 |
23/23(100%) |
23/23(100%) |
23/23(100%) |
|
一酸化炭素 |
一般局 |
2/ 2(100%) |
2/ 2(100%) |
2/ 2(100%) |
自排局 |
7/ 7(100%) |
7/ 7(100%) |
7/ 7(100%) |
|
浮遊粒子状物質 |
一般局 |
63/63(100%) |
62/63( 98%) |
63/63(100%) |
自排局 |
23/23(100%) |
23/23(100%) |
23/23(100%) |
|
光化学オキシダント |
一般局 |
0/63( 0%) |
0/62( 0%) |
0/62( 0%) |
自排局 |
0/11( 0%) |
0/11( 0%) |
0/11( 0%) |
|
微小粒子状物質(PM2.5) |
一般局 |
8/37( 22%) |
35/40( 88%) |
40/40(100%) |
自排局 |
4/15( 27%) |
13/15( 87%) |
15/15(100%) |
2 有害大気汚染物質モニタリング結果の概要
|
物 質 名 |
結 果 の 概 要 |
---|---|---|
環境基準設定物質
|
ベンゼン |
17地点すべて環境基準を達成しました。 |
トリクロロエチレン |
15地点すべて環境基準を達成しました。 |
|
テトラクロロエチレン |
15地点すべて環境基準を達成しました。 |
|
ジクロロメタン |
15地点すべて環境基準を達成しました。 |
|
指針値設定物質
|
アクリロニトリル |
15地点すべて指針値を満足しました。 |
塩化ビニルモノマー |
15地点すべて指針値を満足しました。 |
|
水銀及びその化合物 |
13地点すべて指針値を満足しました。 |
|
ニッケル化合物 |
13地点すべて指針値を満足しました。 |
|
クロロホルム |
15地点すべて指針値を満足しました。 |
|
1,2-ジクロロエタン |
15地点すべて指針値を満足しました。 |
|
1,3-ブタジエン |
17地点すべて指針値を満足しました。 |
|
ヒ素及びその化合物 |
13地点すべて指針値を満足しました。 |
|
マンガン及びその化合物 |
13地点すべて指針値を満足しました。 |
(注)指針値とは、「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」として環境省が設定した環境目標値。
○ 3年間の環境基準達成状況等の推移
平成26年度から28年度まで、すべての物質で環境基準を達成もしくは指針値を満足しました。
3 今後の対応
引き続き常時監視やモニタリングを行い、環境基準の達成状況等を把握するとともに、大気汚染防止法、県民の生活環境の保全等に関する条例、自動車NOx・PM法、愛知県窒素酸化物及び粒子状物質総合対策推進要綱、あいち自動車環境戦略2020等に基づき、工場・事業場などに対する固定発生源対策や自動車環境対策等の各種大気汚染防止対策を総合的に推進し、環境基準の達成・維持に努めていきます。
大気汚染常時監視結果及び有害大気汚染物質モニタリング結果の概要
大気汚染常時監視結果及び有害大気汚染物質モニタリング結果の概要です。
用語解説
用語の解説になります。
平成28年度大気汚染調査結果(詳細な内容)
〈参考〉
国土交通省中部地方整備局が測定した結果はこちらです。
国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所ウェブサイト(外部リンク)
「平成28度愛知県内国土交通省管理の常時監視局における大気の測定結果」
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課
大気調査グループ
電話 052-954-6216(ダイヤルイン)
ファクシミリ 052-961-4025
メールアドレス mizutaiki@pref.aichi.lg.jp