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平成30年度ゴルフ場農薬に係る水質調査結果について
平成30年度ゴルフ場農薬に係る水質調査結果について
愛知県では、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁及び水産動植物被害を防止するため、環境省の定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水産動植物被害の防止に係る指導指針(平成29年3月9日付け環水大土発第1703091号)(以下「指導指針」)」に基づき、ゴルフ場農薬に係る水質調査を実施しています。
平成30年度に県が実施した9ゴルフ場の水質調査結果は、次表のとおり全て指導指針に定める指針値以下でした。
区分 |
分析した農薬の種類 |
調査ゴルフ場数 (指針値超過) |
延べ検体数 (指針値超過検体数) |
---|---|---|---|
殺虫剤 | 3 | 6(0) | 6(0) |
殺菌剤 | 10 | 9(0) | 16(0) |
除草剤 | 3 | 4(0) | 4(0) |
植物成長調整剤 | 1 | 1(0) | 1(0) |
全 体 | 17 | 9(0) | 27(0) |
1 調査内容
(1)調査時期
平成30年春季(6月)又は秋季(10月)のいずれかの時期に1ゴルフ場当たり1回実施しました。
(2)調査対象ゴルフ場
県所管25ゴルフ場※のうち9ゴルフ場。
※県所管25ゴルフ場:愛知県内に立地する55ゴルフ場のうち、水質汚濁防止法政令市である名古屋市、岡崎市、春日井市及び豊田市に立地するゴルフ場を除く。
(3)調査内容
ゴルフ場の主要な排水口又は調整池において、採水した試料に含まれる農薬(1ゴルフ場当たり3農薬)について水質調査を実施しました。
2 調査結果
ゴルフ場別の農薬水質調査結果については資料1、農薬別の水質調査結果については資料2のとおりです(全て指導指針に定める指針値以下でした。)。
平成2年度から平成28年度までは、平成29年3月9日をもって廃止されました「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針(平成2年5月24日付け通知)」(以下「暫定指導指針」)に基づく調査を実施しておりましたが、平成2年度に1件、暫定指導指針に定める指針値を超過したのみで、その後の26年間は連続して指針値超過は認められませんでした。
なお、平成29年度に実施しました調査結果につきましても、指導指針に定める指針値以下でした。
また、水質汚濁防止法(昭和45年法律第138号)に定める政令市である岡崎市、春日井市及び豊田市が平成30年度に実施した水質調査結果においても全て指導指針に定める指針値以下であり、これらも含めた調査結果については参考資料のとおりです。
3 今後の取組
県は、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁及び水産動植物被害の防止を図るため、今後も引き続きゴルフ場排出水等の水質調査を実施するとともに、ゴルフ場事業者に対して農薬の適正使用の徹底等を指導していきます。
資料1、2及び参考資料
・ 資料1:ゴルフ場別の農薬水質調査結果 [PDFファイル/124KB]
ゴルフ場別の水質調査結果です。
・ 資料2:農薬別水質調査結果 [PDFファイル/164KB]
農薬別の水質調査結果です。
全県分の調査結果です。
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課 水・土壌規制グループ
担当:宮本、木村
電話:052-954-6222
内線:3050、3053
E-mail: mizutaiki@pref.aichi.lg.jp