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光化学スモッグに関するページ
光化学スモッグ発生のメカニズム
自動車からの排出ガスや工場のばい煙に含まれる窒素酸化物やVOC(揮発性有機化合物)が、太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすと『光化学オキシダント』と呼ばれる物質が発生し、白くモヤがかかった『光化学スモッグ』と呼ばれる状態になることがあります。
この光化学スモッグは、4月から10月にかけて、気温が高くなり、日差しが強く、風が弱い日に発生しやすくなります。
光化学スモッグが発生した場合の注意
光化学スモッグが発生した場合に
・眼がチカチカする。
・のどが痛い。
などの症状がでたときは、うがいや洗眼を十分に行い、涼しい室内で休息してください。
また、症状が改善されない場合には、医療機関で診察を受けてください。
光化学スモッグによる被害を未然に防止するため、光化学スモッグ予報等が発令された場合は
・屋外での激しい運動をやめて、できる限り屋内で過ごす。
・風向きを考えて、窓を閉める。
などの対策をとってください。
なお、その後の発令情報にもご注意ください。発令情報の収集につきましては、新聞、テレビ、ラジオのほか、県のウェブページもご利用ください。
光化学スモッグ予報等の発令基準
光化学スモッグ予報等は、下表の基準に基づき、発令区域ごとに発令されます。
なお、本県におきましては、過去、警報及び重大警報の発令に至ったことは、ありません。
発令区分 | 発令基準 |
---|---|
予報 | オキシダント濃度が0.08ppm以上となり、かつ、気象状況からみて注意報以上の状態が発生することが予想されるとき |
注意報 | オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
警報 | オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
重大警報 | オキシダント濃度が0.40ppm以上となり、かつ、気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
発令区域 | 市町村名 |
---|---|
1 名古屋区域 | 名古屋市 |
2 尾張北西区域 | 一宮市、犬山市、江南市、稲沢市、岩倉市、清須市、北名古屋市、豊山町、大口町、扶桑町 |
3 尾張北東区域 | 瀬戸市、春日井市、小牧市、尾張旭市 |
4 尾張東区域 | 豊明市、日進市、みよし市、長久手市、東郷町 |
5 海部区域 | 津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛島村 |
6 衣浦区域 | 半田市、刈谷市、阿久比町、東浦町、武豊町 |
7 常滑区域 | 常滑市 |
8 知多北区域 | 東海市、大府市、知多市 |
9 南知多区域 | 南知多町、美浜町 |
10 岡崎区域 | 岡崎市(都市計画区域内に限る) |
11 西三河区域 | 碧南市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、幸田町 |
12 豊田区域 | 豊田市(都市計画区域内に限る) |
13 豊橋区域 | 豊橋市 |
14 東三河区域 | 豊川市、蒲郡市、新城市(都市計画区域内に限る) |
15 田原区域 | 田原市 |
光化学スモッグの関連リンク
愛知県大気汚染常時監視結果(最新の光化学スモッグ注意報等の発令状況が確認できます。)
愛知県光化学スモッグ緊急時対策要綱[PDFファイル/102KB]
愛知県光化学スモッグ緊急時対策取扱要領 [PDFファイル/328KB]
過去の光化学スモッグ緊急時発令状況(5ヵ年)[PDFファイル/126KB]