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調査・団体営・単県グループ
農業農村多面的機能支払事業
農業農村多面的機能支払事業は、高齢化や混住化など農業集落機能の低下により、管理が困難となっている農地や農業用施設の良好な保全と農村環境を図る、地域ぐるみでの効果の高い共同活動や、古くなった農業用施設の長寿命化活動を支援するものです。
令和2年4月1日現在、西尾市内で10組織が活動しています。
・農地維持支払
農用地や水路等の地域資源の基礎的な保全活動の支援を行っています。活動組織が行う農地法面の草刈りや、農業用施設の点検、水路の泥上げ等が対象となります。
農地周辺の草刈り
・資源向上支払(共同活動)
地域資源の質的向上のために行う、クリーン活動やひまわりの植栽といった景観形成活動、ビオトープの整備、外来種の駆除などの活動を支援します。
クリーン活動の様子
ひまわりの植栽
・資源向上支払(長寿命化)
老朽化した水路やポンプなどの補修といった、農業用施設の長寿命化を目的とする活動を支援しています。
整備後の水路
○農地・水・環境のつどい
愛知県内で優れた活動に取り組んでいる活動組織の表彰を行っています。
(近年の優良活動事例)
・米中の自然環境を守る会
水田を利用したビオトープを管理し、地元の小学校に環境学習の場として提供するなどして生態系保全に取り組むほか、小学校の児童と一緒に稲刈りや足踏み脱穀機による脱穀などを行う稲作学習を実施しています。
ビオトープの整備
稲作学習
・三和広域協定運営委員会
菜の花狩りやコスモス播種など、農用地を活用した景観形成活動を行っています。また、地元の小学校児童に対し、はざ掛けなどの伝統的な稲作体験学習に取り組み、農業への理解促進を図っています。
菜の花狩り
稲作学習(はざ掛け)
・新田広域協定運営委員会
稲作に被害を及ぼす外来種(ジャンボタニシ)の駆除や小学生と生き物調査を行い、地域の生態系の保全に取り組んでいます。
外来種(ジャンボタニシ)の駆除
生き物調査
団体営農業農村整備事業
団体営農業農村整備事業では、農業農村整備事業のうち事業主体が市及び土地改良区等で、国、県の補助を受け実施されます。当グループでは、この団体営農業農村整備事業の補助金に関する業務、指導監督業務等を行っています。
単独土地改良事業
事業名 | 地区名 | 事業期間 | 事業主体 | 事業内容 |
---|---|---|---|---|
単独土地改良事業 | - | 令和2年度 | 西尾市、土地改良区 | かんがい排水、農道整備、用水機維持管理事業等 |
小規模かんがい排水事業 | 西小梛 | 平成20年度から令和4年度の予定 | 西尾市 | 排水路 1,280m |
小規模かんがい排水事業 | 羽角 | 令和元年度から令和11年度の予定 | 高橋用水土地改良区 | 用水路 1,693m |
特定農業用管水路特別対策事業
地区名 | 関係地域 | 受益面積 | 事業期間 | 事業量 |
---|---|---|---|---|
平坂 | 西尾市 | 303.3ヘクタール | 令和2年度から令和10年度の予定 | 用水路 38,765m |
農業農村整備事業に関する調査計画業務
○事業計画調査
事業主体(県・市・土地改良区等)が土地改良法及び農業農村整備事業関係実施要綱等に基づき、農業農村整備事業を開始するために必要な事業計画調査を行っています。事業計画調査の中には農業用ため池の耐震診断も含まれます。
事業名 | 地区名 | 関係市町 |
---|---|---|
土地改良施設耐震対策 | 幡豆9期 | 西尾市 |
・農業用ため池の耐震診断
幡豆管内に農業用ため池は74池あります(R3年2月時点)。このうち、池の直下に宅地等がある池は耐震調査を行い、堤体の耐震性を調べています。耐震性が不足している場合は、堤体を補強する工事の計画を立てます。
ため池調査のためのボーリング
○一般調査
農業農村整備事業の計画に必要な基礎情報を得るため、土地及び水の利用に関する調査、農業基盤整備の状況調査、防災に関する調査等を行っています。
農業農村整備事業のパネル展
令和3年2月17日(水曜日)から24日(水曜日)まで、西尾市役所1階市民ロビーで、「幡豆農地整備出張所建設課のパネル展」を開催しました。
内容としては、幡豆農地整備出張所で行われている「農業農村整備って何?」という疑問について、わかりやすく説明しました。