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野生イノシシにおける豚熱ウイルスの浸潤状況調査の結果について(2021年4月~6月分)
2021年8月2日 月曜日 発表
野生イノシシにおける豚熱ウイルスの浸潤状況調査の結果について
愛知県では、豚熱の発生を防止するために、2019年3月から野生イノシシへの経口ワクチンの野外散布を実施するとともに、野生イノシシから検体を回収し遺伝子検査(※1)及び抗体検査(※2)を行うことで、野外における豚熱ウイルスの浸潤状況を調査しています。
この度、2021年4月から6月までの調査結果をとりまとめましたので、お知らせします。
※1 「陽性」であれば、豚熱に感染しており、「陰性」であれば感染していない。
※2 「陽性」であれば、豚熱に対する免疫を獲得しており、「陰性」であれば獲得していない。
【今回の調査期間中、検査を実施した野生イノシシの検体が回収された市町村】
・尾 張 地 域:瀬戸市、春日井市、犬山市
・西三河地域:岡崎市、豊田市
・東三河地域:豊橋市、新城市、田原市
(1)豚熱に感染したイノシシの状況について
2021年4月から6月までの検査頭数(遺伝子検査の結果が判明したイノシシの頭数)は39頭で、前回結果(1月~3月分)に引き続き、感染は確認されませんでした。
なお、県内の豚熱に感染したイノシシの発生事例は、2020年10月15日に豊橋市内で捕獲されたイノシシ(2020年10月23日発表済み。)を最後に、確認されていません。
地域名 | 今回結果 4月~6月 割 合 (感染頭数/検査頭数) |
前回結果 1月~3月 割 合 (感染頭数/検査頭数) |
増減割合 |
---|---|---|---|
県全体 | 0.0% (0頭/39頭) |
0.0% (0頭/102頭) |
0.0% |
尾張 | 0.0% (0頭/17頭) |
0.0% (0頭/45頭) |
0.0% |
西三河 | 0.0% (0頭/15頭) |
0.0% (0頭/29頭) |
0.0% |
東三河 | 0.0% (0頭/7頭) |
0.0% (0頭/28頭) |
0.0% |
注1) 感染頭数は、検査頭数のうち、遺伝子検査が「陽性」の頭数を集計したものです。
注2) 検査頭数は、各市町村の散布期間中及び最終散布日から14日間を除いた期間に回収された野生イノシシのうち、発見日を基準として、遺伝子検査の結果が判明した頭数を集計したものです。
(2)豚熱の免疫を獲得したイノシシの状況について
2021年4月から6月までの検査頭数(遺伝子検査と抗体検査の両方の結果が判明したイノシシの頭数)は34頭でした。そのうち、免疫獲得頭数は11頭で、前回結果(1月~3月分)から県全体の免疫獲得率は0.9ポイント上昇の32.4%となりました。
地域別に見ると、尾張地域で11.4ポイント、西三河地域で8.9ポイント上昇しており、東三河地域で28.6ポイントの下降となりました。
地域名 | 今回結果 4月~6月 割 合 (免疫獲得頭数/検査頭数) |
前回結果 1月~3月 割 合 (免疫獲得頭数/検査頭数) |
増減割合 |
---|---|---|---|
県全体 | 32.4% (11頭/34頭) |
31.5% (29頭/92頭) |
0.9% |
尾張 | 35.7% (5頭/14頭) |
24.3% (9頭/37頭) |
11.4% |
西三河 | 38.5% (5頭/13頭) |
29.6% (8頭/27頭) |
8.9% |
東三河 | 14.3% (1頭/7頭) |
42.9% (12頭/28頭) |
△ 28.6% |
注1) 免疫獲得頭数は、検査頭数のうち、遺伝子検査が「陰性」かつ抗体検査が「陽性」の頭数を集計したものです。
注2) 検査頭数は、各市町村の散布期間中及び最終散布日から14日間を除いた期間に回収された野生イノシシのうち、発見日を基準として、遺伝子検査と抗体検査の両方の結果が判明した頭数を集計したものです。
野生イノシシの豚熱検査結果と豚熱浸潤状況調査結果については、以下の愛知県農業振興課Webページにて公表しています。
URL:https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nogyo-shinko/kensa.html
<記者発表資料>
野生イノシシにおける豚熱ウイルスの浸潤状況調査の結果について [PDFファイル/121KB]
このページに関する問合せ先
農業振興課
野生イノシシ対策室 経口ワクチン対策グループ
〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2 Tel:052-954-6725 Fax:052-954-6008