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研究報告第43号-001
水稲作付田および休耕田における硝酸態窒素、リンの浄化量
キーワード
水稲作付田、休耕田、硝酸態窒素、水質浄化
摘要
水稲作付田および休耕田において、灌漑によって流入した硝酸態窒素とリンの浄化量を測定した。
作付田への流入水量は一般的な水田の用水量とほぼ同等であった。
休耕田への流入水量は作付田の3倍以上と多かった。
作付田における表流水の差引排出量から求めた平均窒素除去速度は257mg m-2 d-1で、浄化率は97%に及んだ。
休耕田の窒素浄化率は60%であったが、除去速度は502mg m-2 d-1で作付田の約2倍になった。
流入水量を多く設定できる休耕田では、大量の汚濁水を処理できるためより多くの硝酸態窒素を浄化できると期待された。
著者
辻正樹:環境基盤研究部
武井真理:環境基盤研究部(現農業経営課)
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