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研究報告第43号-003
酒造好適米新品種「夢吟香」の育成
キーワード
夢吟香、酒造好適米、縞葉枯病
摘要
「夢吟香」は2010年に愛知県農業総合試験場において育成した酒造好適米水稲うるち品種である。その来歴、特性は次のとおりである。
本種は、2001年に、「山田錦」を母本とし、「育酒1764」を父本として交配した後代から育成した品種である。
2002年、F3集団で個体選抜を実施し、その後、系統育種法に従って選抜固定を進めた。
本種は、「山田錦」と同熟期の晩生のうるち種で、草型は穂重型に属する。
「若水」より心白が小さく、外観品質は良い。醸造適性は「山田錦」と同様に優れる。
病害では、縞葉枯病に抵抗性を有する。
本種は、温暖地平たん部の早植から普通期栽培地帯に適する。
著者
加藤満:作物研究部
杉浦直樹:作物研究部(現農業大学校)
辻孝子:作物研究部(現環境基盤研究部)
中村充:作物研究部(現山間農業研究所)
城田雅毅:作物研究部(現園芸農産課)
加藤恭宏:作物研究部(現農業大学校)
船生岳人:作物研究部
工藤悟:作物研究部(退職)
加藤博美:作物研究部(現愛知経済連)
澤田恭彦:作物研究部(現愛知県農業機械商業協同組合)
鈴木敏夫:作物研究部(現JAあいち豊田)
釋一郎:作物研究部(現愛知県米麦振興協会)
井上正勝:作物研究部(退職)
山本晃司:愛知県食品工業技術センター
伊藤彰敏:愛知県食品工業技術センター
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問合せ先
愛知県農業総合試験場
研究戦略部企画調整室
電話: 0561-41-8963(ダイヤルイン)
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