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研究報告第43号-009
発酵リキッドフィーディングにおける定量給餌と性別管理が生産性に及ぼす影響
キーワード
摘要
リキッド飼料による厚脂を防止するために、リキッド飼料を日本飼養標準のエネルギー要求量の90%、100%、及び110%量となるように定量給餌し、マッシュ飼料を不断給餌した対照区と比較した。またその効果の性差についても検討した。
110%区における一日平均増体量は対照区に比べ有意に優れた。飼料要求率はリキッド飼料を給与したいずれの区も対照区に比べ有意に改善された。
枝肉歩留まりはリキッド飼料を給与したいずれの区も対照区に比べ有意に優れた。背脂肪厚は腰、三部位(肩、背、腰)平均において、110%区が対照区に比べ有意に厚かった。
肉質成績については、差は認められなかった。官能検査では焼肉において、柔らかさ、多汁性および総合評価でリキッド区が対照区に比べ有意に優れた。
経済性では雌では100%区が、去勢では90%区が最も優れた。
以上のことから、リキッド飼料の給与量は雌では日本飼養標準の100%量に、去勢では日本飼養標準の90%量に定量給餌することにより、生産性が向上できると考えられた。
著者
大口秀司:畜産研究部
木村藤敬:畜産研究部(現西部家畜保健衛生所)
深谷秀巳:企画普及部(退職)
河野建夫:畜産研究部(現農業大学校)
三石達夫:JAひまわり
佐伯真魚:日本大学生物資源科学部
饗庭功:(株)オルタナフィード
高橋巧一:(株)小田急ビルサービス
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発酵リキッドフィーディングにおける定量給餌と性別管理が生産性に及ぼす影響
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