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研究報告第43号-017
刈草を主体とした堆肥中の雑草種子に係る簡易評価法の開発
キーワード
堆肥、雑草種子、発芽能、滅菌土壌、ペーパータオル
摘要
刈草を主体とした堆肥及びその原料を用いて、雑草種子の発芽能に関する簡易評価法を確立するための2つの試験を行った。
滅菌土壌を培地に用いた試験では、堆肥化原料は試験開始後10日目から雑草が徐々に発芽し、30日目で40~50本となったが製品堆肥ではほとんど発芽しなかった。
滅菌土壌とペーパータオルの培地を比較した試験では、両区とも試験開始後7日目から雑草が徐々に発芽し、滅菌土壌の方が発芽数は多かったが、両区の間に有意差はなかった。
今回の方法により、資材中に含まれる発芽可能な雑草種子を、ペーパータオルを用いて簡易に検定できる可能性が示唆された。
著者
榊原幹男:畜産研究部
増田達明:畜産研究部
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刈草を主体とした堆肥中の雑草種子に係る簡易評価法の開発
本研究は、豊田市委託研究「堆肥品質評価方法の確立試験業務委託」により行ったものである。
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