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研究報告第44号-抄録002
In vitro でトルコギキョウを開花させる培養方法
園芸学研究11(2):159-164(2012)
摘要
矮性のトルコギキョウをin vitroで開花させることを目的とし、培地組成、光合成有効光量子束密度(PPFD)、培地中のショ糖濃度、通気開始時期がトルコギキョウの生長・開花におよぼす影響について調査した。
培地組成の調査では、修正ハイポネックス(MH)培地を用いた際に、開花率が最も高く、草丈が最も短くなった。PPFDは80 μmol/m2・s以上で、ショ糖濃度は40および60 g/Lで草丈が約8cmで開花した。
通気の調査では、播種から4週間後に通気を開始した際に開花率が最も高く、草丈が最も短くなった。
したがって、以下の条件でin vitro において草丈8cm以下でトルコギキョウを開花させることができる。播種から開花までのPPFDを80 μmol/m2・sとし、播種4週間後に通気を開始する。播種~4週間後の移植までの培地をショ糖濃度30 g/LのMS培地とし、次の播種~8週間後の2回目の移植までの培地をショ糖濃度30 g/LのMS培地とする。最後の2回目の移植~開花までの培地をショ糖濃度40 g/LのMH培地とする。
著者
黒柳悟:環境基盤研究部
大石一史:企画普及部
伊藤夢子:福花園種苗株式会社
大矢俊夫:企画普及部
問合せ先
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研究戦略部企画調整室
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