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研究報告第45号-017
帰化アサガオ類の発芽率向上手法
著者:榊原幹男 1)・瀧澤秀明 2)
摘要:堆肥の品質評価の重要な項目の一つとして、雑草種子混入の有無があるが、堆肥中の雑草種子の有無を判定するにあたり、雑草の発芽率の低さが問題となる。そこで、近年強害雑草として問題となっている帰化アサガオ類を対象として、発芽率向上手法を検討した。
その結果、5℃で48日間冷蔵保管する方法によりホシアサガオの発芽率が向上した。また、60℃の熱水に2~8分浸漬する方法により、ホシアサガオ、マメアサガオ及びマルバルコウの発芽率が向上した。
キーワード:堆肥、雑草種子、帰化アサガオ類、発芽率、60℃熱水
本研究は、豊田市委託研究「堆肥品質評価方法の確立試験業務委託」により実施した。
1)畜産研究部(退職) 2)畜産研究部
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