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研究報告第47号-013
廃白土を用いた敷料向け堆肥生産技術の開発
著者:加藤 淳1)・瀧澤秀明2)・市川あゆみ2)・柳澤淳二2)
摘要:堆肥を敷料に利用するため、低水分で保水性が高い堆肥の簡便な生産技術を開発した。敷料に向いた低水分の堆肥を生産するためには、堆積中の乳牛ふん尿に油脂を含んだ廃白土を6週経過後に添加することが有効であった。廃白土の添加により、堆積物の品温が60℃超まで再度上昇し、水分蒸散が促進されたため、敷料向け堆肥に求められる低水分化を実現できた。さらに、廃白土の添加と同時に窒素源を補給し、堆積物の炭素窒素比が20となるよう調整することで、細粒化した、より保水性の高い堆肥を生産することが可能であった。
キーワード:堆肥、敷料、廃白土、水分蒸散、保水性
本研究の一部は平成26年度東海畜産学会(2014年12月)において発表した。
1)畜産研究部(現豊田加茂農林水産事務所) 2)畜産研究部
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