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国立研究開発法人防災科学技術研究所と「自治体災害対応業務の高度化」に関する共同研究を実施します
国立研究開発法人防災科学技術研究所と「自治体災害対応業務の高度化」に関する共同研究を実施します
愛知県は、災害情報の高度な利活用の推進に必要な知見を醸成するため、国立研究開発法人防災科学技術研究所(※1)との間で、本日10月20日(火曜日)に「自治体災害対応業務の高度化」に関する共同研究契約を締結することといたしましたのでお知らせします。
1 研究の目的、内容
- 大規模災害時に、国、県、市町村、全国からの支援機関や、指定公共機関など多くの防災関係機関が緊密に連携して災害対応にあたるためには、各機関が相互に情報を共有することが重要です。
- こうした中、防災科学技術研究所では、現在、20都県と協力して、官・民の多様な災害情報をオンラインで集約し、地図情報上に展開して配信するネットワークシステムであるSIP4D(※2)の開発を進めています。
- 本県においても、次期防災情報システムの検討に際し、SIP4Dとの連接を前提に、各機関の災害情報を集約・共有するために必要な知見・仕組みについて、共同研究を進めていきます。
2 研究成果の活用
以下のように、災害時のオペレーションの効率化に大きな効果が期待されます。
[具体的な活用事例]
- 停電情報に行政庁舎や病院等の位置情報を重ね、非常電源車の配置計画や電力復旧計画を立案。
- 開設された避難所と道路の不通区間や浸水区域の情報を重ね、緊急物資の輸送ルートや道路の応急復旧計画を立案。
※1 国立研究開発法人防災科学技術研究所
- 防災科学技術に関する基礎研究と基盤的研究開発を推進する指定公共機関(本所:茨城県つくば市)
- 防災関係機関と連携し被災地支援を実施
※2 SIP4D(エスアイピーフォーディー)
- 公共のための災害対応支援を目的とした情報共有のネットワークシステム
- Shared Information Platform for Disaster Managementの略
参考資料(提供:防災科学技術研究所)
このページに関する問合せ先
愛知県防災安全局防災部災害対策課
災害対策グループ(黒原・山脇)
愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 Tel:052-954-6193 Fax:052-954-6912