本文
Clostridium difficileの遺伝子型タイピング法
Clostridium difficileの遺伝子型タイピング法及びこれに用いるプライマーセット(特許第6945200号)
要約
Clostridium difficileは院内感染の原因菌として感染管理が重要な細菌の一つである。院内感染の感染源調査には異なる患者から分離された菌株が同一か否かを判定する必要がある。Clostridium difficileの菌株特定のために通常実施されるPCR-ribotyping法は複雑なバンドパターンを比較するために解析に専用のソフトウェア及び解析者の習熟が必要であり、手軽な検査法とはなっていない。そこで本法ではPCRによるシンプルな遺伝子型別法を提供し、感染源調査に要する時間を大幅に短縮すると共に結果判定を容易とする。
特徴/セールスポイント
・ 菌株を特定するのに有用な遺伝子をマルチプレックスPCRで検出することにより、医療現場においても簡便に遺伝子型別分類を実施可能
・ 検査結果を数値化できるため、他施設との比較及びデータベース化が容易
主な応用分野/市場動向
・ 院内感染対策の一環として病院の細菌検査室が独自に実施するClostridium difficileの感染源調査及びClostridium difficile株データベースの作成
・ 細菌検査センターにおけるClostridium difficileの迅速遺伝子型別分類サービス
提供する技術内容
遺伝子型別分類に利用する遺伝子の検出部位とその検出プライマーセット
開発状況
試作品あり
開発機関
衛生研究所
問合せ
愛知県知的所有権センター
電話 0561-76-8318
FAX 0561-76-8319
愛知県 経済産業局 産業部 産業科学技術課 (研究開発支援グループ)
電話 052-954-6370
FAX 052-954-6977