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わかしゃち奨励賞
概要
愛知県は、製造品出荷額等で昭和52年以来45年連続第1位を続けていますが、今後も世界をリードするものづくり拠点としての活力を維持拡大していくためには、ものづくりの支えとなる科学技術の絶え間ないイノベーション(技術革新)の創出が不可欠となっています。そして、イノベーションの創出には若手研究者・技術者の先進的研究への取組が重要になってきます。
このため、愛知県、(公財)科学技術交流財団及び(公財)日比科学技術振興財団は共同して、全国の40歳未満の若手研究者から、新たな現象の発見や解明をテーマとする自然科学分野を含む基礎研究や産業の高度化・発展、社会的課題の解決に資する夢のある研究テーマ・アイデアを募集し、「わかしゃち奨励賞」を授与します。
令和6年度募集内容
募集テーマ:「イノベーションで未来に挑戦~新たな付加価値の源泉を創造~」
科学技術に関する自らの研究に基づいて、その成果を活用することで、将来「産業や社会、学術の発展への大きな貢献」が見込める夢のある研究テーマ・アイデア(すぐに実現・事業化しなくても、企業等との共同研究等により成果の活用が期待できるものや、新たな研究開発のテーマとなる可能性のあるものを含む。)。
部門
ア 基礎科学研究部門:自然科学に関する新たな現象の発見やその機構の解明を対象とする基礎研究
【対象分野例】
数学、物理学、天文学、化学、生物学、地球科学 等
【分野具体例】
・確率論・統計数学・数理モデル
・素粒子・原子核・量子エレクトロニクス
・位置天文学・天体力学・天体物理学
・タンパク質や細胞の構造・機能解明
・ゲノム構造多様性や遺伝子ネットワークの探究
・多様性生物学、生態学、動物行動学などに関する分野
・地震現象・気象・宇宙天気 等
イ 基礎研究部門:工学や農学、医学等、実生活に応用できる新たな現象の発見や解明をテーマとす
る基礎研究
ウ 応用研究部門:産業の高度化・発展に繋がる研究又は社会的課題の解決に資する研究
【対象分野例(上記のイ、ウ2部門共通】
工学、農学、医学 等
【分野具体例】
・ロボットやAI・IoT・ビッグデータの開発・活用
・環境・リサイクル・エネルギー
・高機能材料、加工・接合・造形技術
・食品や医薬、健康長寿
・自動車や航空・宇宙
・繊維、窯業、生活産業
令和5年度審査結果
令和5年度受賞者の研究詳細はこちら(産業科学技術課Youtube)
【基礎科学研究部門の集合写真】 【基礎研究部門の集合写真】
受賞者は前列、向かって左から新谷氏(中部大学)、 受賞者は前列、向かって左から稲垣氏(名古屋大学)、
石井氏(生理学研究所)、兼子氏(生理学研究所)、 穴田氏(ファインセラミックスセンター)、
山崎氏(生理学研究所)。 上原氏(豊橋技術科学大学)、日比野氏(名古屋大学)。
【応用研究部門の集合写真】
受賞者は前列、向かって左から朝原氏(岐阜大学)、
市原氏(名古屋大学)、勝見氏(豊橋技術科学大学)、
佐藤氏(日本原子力研究開発機構)。