本文
名古屋港におけるヒアリの確認について(9月17日の続報)
本年9月17日(木曜日)の記者発表のとおり、名古屋港で特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)が確認されたことを受けて、愛知県では、環境省に協力して、9月18日(金曜日)から23日(水曜日)にかけて確認地点の追加調査及び防除を実施しました。
9月23日(水曜日)の調査において、一定の規模のコロニーを形成しており、多数の有翅(ゆうし)女王アリ(数十個体以上)を含んでいることが確認されたことから、殺虫剤を用いた緊急的な防除を実施しました。
愛知県では、引き続き専門家及び環境省と連携して、確認地点における確実な防除を実施するとともに、繁殖可能な有翅女王アリが周囲に分散した可能性を踏まえて、継続的な周辺調査を実施していきます。
なお、本件は、本県における11事例目の続報です。
9月23日(水曜日)の調査において、一定の規模のコロニーを形成しており、多数の有翅(ゆうし)女王アリ(数十個体以上)を含んでいることが確認されたことから、殺虫剤を用いた緊急的な防除を実施しました。
愛知県では、引き続き専門家及び環境省と連携して、確認地点における確実な防除を実施するとともに、繁殖可能な有翅女王アリが周囲に分散した可能性を踏まえて、継続的な周辺調査を実施していきます。
なお、本件は、本県における11事例目の続報です。
1 前回発表までの経緯
9月12日(土曜日)
名古屋港管理組合が実施する港湾調査のうち名古屋港飛島ふ頭での調査において、調査会社が臨港道路沿いでヒアリと疑わしいアリ300個体以上を発見。また、歩道の割れ目への出入りを確認。
調査会社が確認箇所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。
9月14日(月曜日)
環境省が専門家に同定を依頼。
9月15日(火曜日)
環境省中部地方環境事務所及び愛知県、名古屋港管理組合が現地調査を実施。道路に隣接する港湾関係事業者敷地内でも、400個体以上のアリの生息と土中への出入りを確認。確認範囲全体に殺虫餌(ベイト剤)を追加設置するとともに粘着トラップを設置。
9月16日(水曜日)
専門家が当該アリについてヒアリであることを確認。
名古屋港管理組合が実施する港湾調査のうち名古屋港飛島ふ頭での調査において、調査会社が臨港道路沿いでヒアリと疑わしいアリ300個体以上を発見。また、歩道の割れ目への出入りを確認。
調査会社が確認箇所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。
9月14日(月曜日)
環境省が専門家に同定を依頼。
9月15日(火曜日)
環境省中部地方環境事務所及び愛知県、名古屋港管理組合が現地調査を実施。道路に隣接する港湾関係事業者敷地内でも、400個体以上のアリの生息と土中への出入りを確認。確認範囲全体に殺虫餌(ベイト剤)を追加設置するとともに粘着トラップを設置。
9月16日(水曜日)
専門家が当該アリについてヒアリであることを確認。
2 前回発表(9月17日)以降の経緯
9月18日(金曜日)
調査事業者が現地を調査し、隣接する箇所で、新たに働きアリ(数百個体)を確認し、殺虫餌(ベイト剤)を追加設置。
9月23日(水曜日)
環境省及び愛知県、名古屋港管理組合が専門家及び調査事業者とともに現地調査を実施。1000個体以上の働きアリに加え、有翅女王アリ数十個体以上、有翅オスアリ1個体のほか、卵やサナギを含む巣を確認。専門家の助言を受けながら、確認された箇所に殺虫剤(液剤)を集中的に散布・注入。
調査事業者が現地を調査し、隣接する箇所で、新たに働きアリ(数百個体)を確認し、殺虫餌(ベイト剤)を追加設置。
9月23日(水曜日)
環境省及び愛知県、名古屋港管理組合が専門家及び調査事業者とともに現地調査を実施。1000個体以上の働きアリに加え、有翅女王アリ数十個体以上、有翅オスアリ1個体のほか、卵やサナギを含む巣を確認。専門家の助言を受けながら、確認された箇所に殺虫剤(液剤)を集中的に散布・注入。
3 今後の対応
○ 引き続き、専門家の助言と関係機関の協力を得て、確認地点の周囲を含め速やかかつ徹底した防除、及び繁殖可能な有翅女王アリが分散した可能性があることから、周辺調査の継続的実施を進めます。
具体的には、
・9月28日(月曜日)の週には、確認地点の周囲も含め、巣が形成された箇所全体の防除を実施
・確認地点を含む敷地内には、殺虫餌(ベイト剤)を継続的に設置
・有翅女王アリが分散した可能性を踏まえて、確認地点周辺だけでなく、飛島ふ頭内の全域を対象とした周辺調査を、本年11月までに実施
・上記の確認地点及び周辺におけるモニタリングは、来年度以降も継続的に実施
・近隣に敷地を有する港湾関係事業者への注意喚起及び情報提供依頼
○ 県と名古屋港管理組合は、港湾関係事業者の協力を得て、ヒアリ確認地点及びその周辺において、殺虫餌(ベイト剤)及び粘着トラップによる継続調査を実施します。
○ また、引き続き、以下の対応を行っていきます。
・県と名古屋港管理組合は、環境省中部地方環境事務所及び飛島村と連携を図り、ヒアリの侵入の水際での防除に万全を期していきます。
・県ではWebページによりヒアリに係る注意喚起を行うとともに、県民の皆様からの問合せ窓口を設け、情報収集を行います。
・名古屋港管理組合は、名古屋港のコンテナターミナル等の調査を行うとともに、港湾関係者への注意喚起等を行います。
具体的には、
・9月28日(月曜日)の週には、確認地点の周囲も含め、巣が形成された箇所全体の防除を実施
・確認地点を含む敷地内には、殺虫餌(ベイト剤)を継続的に設置
・有翅女王アリが分散した可能性を踏まえて、確認地点周辺だけでなく、飛島ふ頭内の全域を対象とした周辺調査を、本年11月までに実施
・上記の確認地点及び周辺におけるモニタリングは、来年度以降も継続的に実施
・近隣に敷地を有する港湾関係事業者への注意喚起及び情報提供依頼
○ 県と名古屋港管理組合は、港湾関係事業者の協力を得て、ヒアリ確認地点及びその周辺において、殺虫餌(ベイト剤)及び粘着トラップによる継続調査を実施します。
○ また、引き続き、以下の対応を行っていきます。
・県と名古屋港管理組合は、環境省中部地方環境事務所及び飛島村と連携を図り、ヒアリの侵入の水際での防除に万全を期していきます。
・県ではWebページによりヒアリに係る注意喚起を行うとともに、県民の皆様からの問合せ窓口を設け、情報収集を行います。
・名古屋港管理組合は、名古屋港のコンテナターミナル等の調査を行うとともに、港湾関係者への注意喚起等を行います。
4 県民の皆様へ
今回の事例は、名古屋港飛島ふ頭でヒアリが確認されたのみで、県内広域にヒアリが拡散しているものではありません。侵入リスクの高い港湾区域等を除いては、アリを必要以上に恐れることはありません。
(1) ヒアリ発見時の注意点について
・ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください。ヒアリを刺激すると刺される場合があります。
・ヒアリは強い毒を持つため、生きた個体を素手で触らないようにしてください。
(2) 刺されたときの対応について
・まずは安静(20~30分程度)にし、容体が急激に変化することがあれば、最寄りの病院を受診してください。
・受診の際は、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。
(3) ヒアリと疑わしいアリを見つけた場合
・環境省ヒアリ相談ダイヤル又は県問合せ窓口に連絡してください。
(1) ヒアリ発見時の注意点について
・ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください。ヒアリを刺激すると刺される場合があります。
・ヒアリは強い毒を持つため、生きた個体を素手で触らないようにしてください。
(2) 刺されたときの対応について
・まずは安静(20~30分程度)にし、容体が急激に変化することがあれば、最寄りの病院を受診してください。
・受診の際は、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝えてください。
(3) ヒアリと疑わしいアリを見つけた場合
・環境省ヒアリ相談ダイヤル又は県問合せ窓口に連絡してください。
<環境省ヒアリ相談ダイヤル>
ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイヤル」を御利用ください。
・受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)
・受付日時:午前9時から午後5時
・ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)
また、チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html
・受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)
・受付日時:午前9時から午後5時
・ヒアリ相談ダイヤル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)
また、チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html
<愛知県問合せ窓口>
愛知県環境局環境政策部自然環境課野生生物・鳥獣グループ
電話番号 052-954-6230(ダイヤルイン) 平日:午前8時45分から午後5時30分まで
052-961-2111(代表) 土曜日・日曜日及び祝日
FAX 052-963-3526
E-mail shizen@pref.aichi.lg.jp
電話番号 052-954-6230(ダイヤルイン) 平日:午前8時45分から午後5時30分まで
052-961-2111(代表) 土曜日・日曜日及び祝日
FAX 052-963-3526
E-mail shizen@pref.aichi.lg.jp
○今回確認されたヒアリ(有翅女王) ○9月23日の防除の実施状況