ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 自然環境課 > 愛知県の国定公園

本文

愛知県の国定公園

ページID:0511167 掲載日:2024年3月15日更新 印刷ページ表示

三河湾国定公園

三河湾国定公園の概要
指定等年月日 関係市町村 区域面積(ha)
1958(S33). 4.10指定
1990(H 2). 9. 6再検討
1998(H10).10.28点検
2004(H16). 2.27点検
2006(H18). 1.19一部変更
豊橋市、岡崎市、豊川市、西尾市、蒲郡市、田原市、南知多町、美浜町、幸田町の各一部 9,457

 三河湾国定公園は、昭和33年に指定され県内にある11の自然公園のうち最も歴史が古い自然公園です。
 太平洋から伊勢湾、三河湾の海岸地域を中心に広範囲に指定され、それぞれ次のような特色があります。
 渥美半島の太平洋岸では、片浜十三里と呼ばれる狭長な一直線の砂浜と一体となって、太平洋の荒波によって形成された海食崖が30kmにわたって発達し、豪壮な海食景観を形成しています。
 砂浜においては、アカウミガメの上陸・産卵が確認されているところがあり、ボランティアの方達によるアカウミガメの保護・観察活動が行われている地域があります。
 また、渥美半島の海岸はアカウミガメ及び海浜植物の保護のため車両等の乗入れが規制されています。
 渥美半島先端の伊良湖岬は、サシバの渡りでも知られているほか、島崎藤村の「椰子の実」の詩で有名な恋路ヶ浜や日出の石門が海岸景観を特色付けています。
 三河湾の湾奥には、三谷、形原、西浦等の温泉地があるほか、潮干狩り、ヨットなどの海洋レクリエーションの拠点にもなっています。
 知多半島では、羽豆岬のウバメガシ林(国の天然記念物)やカワウの大繁殖地(国の天然記念物)があるほか、海水浴場や潮干狩り等、各種レジャーの拠点が整備されています。

 

おもな見どころ
伊良湖岬
​伊良湖岬
竹島(蒲郡市提供) 野間埼灯台
​竹島(蒲郡市提供)​ 野間埼灯台​

 

飛騨木曽川国定公園

飛騨木曽川国定公園の概要
指定等年月日 関係市町村 区域面積(ha)
1964(S39. 3. 3)指定
1988(S63.11.11)再検討
2006(H18.12.26)点検

犬山市の一部

(その他、岐阜県にも公園区域があります。)

3,661

(愛知県内のみ)

 飛騨木曽川国定公園は、愛知・岐阜両県にまたがり、飛騨川と木曽川の河川景観を中心とした公園です。総面積は18,074haで、その内愛知県に係る部分は3,661haとなっています。
 飛騨川については、下呂温泉から木曽川との合流点までの約100kmが、木曽川については深沢峡から下流犬山までの約70kmとその支流の可児川・荒川の一部が含まれています。
 木曽川の左岸の日本ライン地区、現存するものでは日本最古といわれる天守閣を有する犬山城、モミジの美しい寂光院、明治時代の歴史的建築物を集めた野外博物館・明治村などの鑑賞、善師野から継尾に至る東海自然歩道の散策などが楽しめます。
 また、本宮山団地には、県内では唯一の、通称ナンジャモンジャといわれるヒトツバタゴの自生地があります。

 

おもな見どころ
木曽川と犬山城(犬山市提供) 寂光院
木曽川と犬山城(犬山市提供) 寂光院

 

天竜奥三河国定公園

天竜奥三河国定公園の概要
指定等年月日 関係市町村 区域面積(ha)
1969(S44). 1.10指定
1995(H 7).12.11再検討
2013(H25).2.28点検

豊田市、新城市、設楽町、東栄町、豊根村の各一部

(その他、長野県及び静岡県にも公園区域があります。)

14,959

(愛知県内のみ)

 天竜奥三河国定公園は、愛知・長野・静岡の3県にまたがり、総面積は25,723haで、その内愛知県に係る部分は14,959haとなっており、約6割が本県に属しています。
 愛知、長野の県境にある茶臼山(1,415m)は、本県の最高峰であり、山頂からは南アルプス、御嶽山などが展望でき、冬はスキーが楽しめます。
 茶臼山・天狗棚付近には、ブナを交えた落葉広葉樹林が生育し、面ノ木峠付近にはブナ天然林が残されており特別保護地区に指定されています。
 豊川上流の地域では、鳳来峡や乳岩峡(国の名勝天然記念物)などの渓谷があり、宇連山、明神山、鳳来寺山(国の名勝天然記念物)、乳岩山などが渓谷美を引き立たせています。
 また、鳳来寺山に生息する声のブッポウソウと言われるコノハズクは、この地から全国に初めて鳴き声が紹介され、本県の県鳥にもなっています。

 

おもな見どころ

茶臼山高原スキー場

茶臼山高原スキー場 
天狗棚展望台 乳岩
天狗棚展望台 乳岩

 

愛知高原国定公園

愛知高原国定公園の概要
指定等年月日 関係市町村 区域面積(ha)
1970(S45).12.28指定
1988(S63).11.11再検討
2010(H22).10.26点検
瀬戸市、春日井市、豊田市、小牧市、新城市、設楽町の各一部 21,740

 愛知高原国定公園は、1969(昭和44)年に構想された、東海自然歩道を骨格として当時の7つの県立自然公園(入鹿池、道樹山定光寺、猿投山岩屋堂、奥矢作及び加茂と本宮山及び段戸高原の一部)を取り入れて昭和45年に指定されました。
 この公園は、木曽山地の南端に位置し、愛知県北部の山岳地帯である三河山地の一部と、その西に連なる三河高原及び尾張北東部にある愛岐丘陵南部を含めた高原景観と、矢作川上流部及びその支流の巴川を含めた地域の河川景観が大きな特色となっています。
 面積は、県内の国定公園では最も大きく21,740haで、その中にある高原や渓谷の優れた景観地帯を縫うように東海自然歩道が走っています。
 公園の北西部には、愛岐丘陵の一部である道樹山、三国山等があり、その南に猿投山が連なり、奥三河の山々へと続いています。植生としては、段戸裏谷に残されているブナを交えたモミ、ツガの原生林、猿投山の尾根筋のツガ林、定光寺の暖帯照葉樹林があります。
 これらの地域の尾根筋には、春はミツバツツジ、ヤマツツジが彩取りを添え、ウグイス、オオルリ、センダイムシクイなどの野鳥のさえずりも多く、展望の開けた尾根筋のハイキングコースは、この公園の魅力の一つとなっています。秋にはカエデ類の紅葉が映え、寒狭川、神越渓谷、香嵐渓など渓谷景観が一団と美しさを増します。

 

おもな見どころ
三河湖 長ノ山湿原(旧作手村提供)
三河湖 長ノ山湿原(旧作手村提供)
寒狭川の渓谷  
寒狭川の渓谷(設楽町提供)