平成24年度愛知県食品表示ウォッチャーによるモニタリング結果（第2回）について

平成24年12月27日（木曜日）発表

　本県では、JAS法（農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律）に基づく食品表示の適正化を推進するため、愛知県食品表示ウォッチャー（以下「ウォッチャー」という。）を設置し、年3回の食品表示に関する定期報告をお願いしています。このたび、第2回分の報告がありましたので、その結果を下記のとおりお知らせします。

平成24年10月1日（月）から10月31日（水）まで

※適正な表示割合の目安　A：100%、B：99%～80%、C：79%～40%、D：40%未満

【青 果 物】

トマト、ほうれんそう、キャベツ等に原産地表示がなかった。

やくみねぎについて、ポップには「愛知・静岡産」と表示があるが、商品には愛知産はなく、すべて静岡産であった。

【水 産 物】

さば、さんま、いか等に原産地表示がなかった。

【畜 産 物】

鶏肉全般に原産地表示がなかった。

【米穀】

米の一部商品に価格表示がなかった。

【加工食品】

洋菓子（メープルラスク）の原材料名の表示が、袋の印刷と紙シールとで異なっていた。

袋入りさきいかに原材料名及び内容量の表示がなかった。また、表示事項名（「名称」・「保存方法」・「販売者」）の欠落があった。

・加工食品の値引き商品について、消費期限・賞味期限が値引きシールで隠れている。消費者にとって重要な項目が隠れないよう、もう少し貼り方に注意してほしい。

・ご近所野菜というコーナーがあり、町名、生産者名まで書いてあり、地元の野菜にとても親しみを感じました。

・農産物のポップは統一された書式で見やすく表示されているので良い。

・最近は、ドラッグストアでも米や農産物を扱うようになっており、こうした店でも表示を観察したいと思う。

・調査する回ごとに重点ポイントを絞って、それに即した書面で報告するほうが、ポイントを理解した上で集中してじっくりと調査できると思います。

　ウォッチャーから、表示の欠落等が見られたと報告のあった40店舗（前表B）のうち国等へ情報提供※した6店舗を除く34店舗について県が調査を行った結果、26店舗で報告どおり表示欠落等が見られたため、指導を行いました。

※　複数の県にわたり広域的に業務を行っている店舗の指導は、国が行うこととなっています。また、他法令（JAS法以外）に抵触する可能性があるものについては、関係機関へ情報提供しております。