市場化テスト（官民競争入札）とは

市場化テストは、これまで官が独占的に実施してきた公共サービスについて、競争概念を導入するもので、官と民が対等な立場で競争入札に参加し、価格・質の両面で最も優れた者が、そのサービスの提供を担う仕組みです。

どういう観点で

　→ 実施を民間が担うことができるものは民間にゆだねる

どういう手法を用いるか

　→ 官民競争入札又は民間競争入札

どういう業務を選定するか

　→ 民間事業者の創意と工夫が反映されることが期待される一体の業務

市場化テストの対象事業は、引き続き県の仕事として実施していくべき業務ではあるものの、民間事業者の創意工夫によりサービスの質の向上や経費節減が図られることが期待できる業務全般とします。

本県では、市場化テスト対象事業について、業務の担い手となる民間事業者の方々を始め、幅広く皆様からご意見をいただきながら、選定して参ります。

国の事務又は事業として行われる国民に対するサービスの提供その他の公共の利益の増進に資する業務（行政処分を除く。）のうち次に掲げるもの

1. 施設の設置、運営又は管理の業務（※自治体の場合、公の施設の運営等は「指定管理者制度」）
2. 研修の業務
3. 相談の業務
4. 調査又は研究の業務
5. 上記に掲げるもののほか、その内容及び性質に照らして、必ずしも国の行政機関等が自ら実施する必要がない業務

※ 地方自治の観点から、公共サービス改革法には自治体の公共サービスに関する規定はありません。

国が「公共サービス改革基本方針」策定のため実施した意見募集では、民間事業者の方々等から、下記のような業務について民間開放に関するご意見・ご要望が寄せられました。

• 窓口関連業務
• パスポートの発給業務
• 公金等（地方税・滞納家賃・医療費未収金等）の収納・徴収に関する業務
• 職業能力開発校の管理運営に関する業務
• 地方公共団体が管理する施設（道路・橋梁・トンネル・下水道・水道）に係る業務