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矢作ダムの堆積砂を使用した干潟・浅場造成事業を行いました。
平成20年9月17日 水曜日
矢作ダムの堆積砂を使用した干潟・浅場造成事業を行いました。
愛知県では、アサリ等の有用貝類が減少する等により、漁業生産力の低下した漁場を改善するために干潟・浅場造成事業を行っています。干潟・浅場を造成するとアサリ等の有用貝類が増殖し、漁業生産力が向上するばかりでなく、赤潮や貧酸素水塊(青潮;水産生物に悪影響を及ぼす)の原因となる海水中の有機物等を除去し、水質浄化能力も大きいことが知られています。
水産課と国土交通省中部地方整備局矢作ダム管理所は協力して、矢作ダムの堆積砂を利用した干潟・浅場造成事業を行いましたので紹介します。
矢作ダムでは、建設後30年以上経過し、堆積砂が問題となっています。この堆積砂を有効利用し、生産量日本一を誇る愛知県のアサリの資源増加だけでなく、三河湾の水質改善にも役立つように干潟・浅場造成事業を行いました。
なお、今年度から2か年の計画で、造成場所において水産試験場が底生生物等の調査を実施します。
1 事業名
平成20年度 西尾地区干潟・浅場造成事業
2 事業費
6,562,500円
3 事業量
矢作ダム堆積砂:3,000立方メートル
造成面積:2,500平方メートル
4 造成場所
造成工事位置図
5 造成工事期間
平成20年6月10日から8月29日まで
6 工事状況
グラブ浚渫船
ダム砂投入