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干潟・浅場や藻場を守る、漁業者の活動(2)
藻場を守る活動
アマモが群生している「アマモ場」は、海の生き物の産卵場や、小さい魚たちの隠れ家になる「海のゆりかご」と呼ばれています。かつて三河湾には広大なアマモ場が広がっていましたが、水質の悪化などで次第に減少しています。漁業者は、海にアマモの種を植え付け、アマモ場を増やす活動を行っています。
アマモの種子採取
6月頃、アマモが生えている海域から、種のついた枝を採取します。
種子の追熟
ネットに入れ数ヶ月間、海に吊り下げて追熟させます。
アマモの種
数ヶ月後、種だけを取り出します。
ネットに植え付け
繊維と金網でできたマットに、泥と混ぜた種子を植え込みます。
マットを海に投入
漁船で海上に運び、造成場所に設置します。
マットはダイバーが海底にしっかり固定します。
生えてきたアマモ
生えてきたアマモ
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