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「豊橋うなぎ」が地域団体商標として登録されました
地域ブランド「豊橋うなぎ」
豊橋市の豊橋養鰻漁業協同組合は、豊橋市及び田原市の養鰻業者により組織されています。
この地区では古くから養鰻業(ようまんぎょう)が盛んで、愛知県のうなぎ養殖も、明治29年に豊橋で始まったと言われています。
同組合では、豊橋のうなぎをもっと消費者の皆さんにPRしていきたいと、地域ブランド(地域団体商標)の登録に向けて手続きを進めており、県も申請手続き等で支援を行ってきました。
その念願が叶い、平成24年12月28日付けで「豊橋うなぎ」として特許庁に商標登録されました。
豊橋うなぎ
地域団体商標とは
地域産業の競争力の強化と地域経済の活性化を目的に、特許庁が平成18年4月1日にスタートさせた制度です。
地域名及び商品(又は役務)名を組み合わせた名称について、一定の範囲で周知されていると認められれば、事業者団体が商標として登録することができる制度です。
愛知県では14件の登録がありますが、水産物では、平成19年11月に登録された「一色産うなぎ」に次いで2件目です。
また、うなぎに関する登録は、全国でも「一色産うなぎ」「豊橋うなぎ」の2件しかありません。
(数字はいずれも平成25年1月末現在)
豊橋養鰻漁協の知事訪問
平成25年2月4日に、豊橋養鰻漁業協同組合の代表者が、地域ブランド「豊橋うなぎ」登録の報告のために知事を訪問されました。
特許庁から交付された「豊橋うなぎ」の登録証が披露され、知事に豊橋うなぎの加工品が贈呈されました。
養鰻業を取り巻く状況は非常に厳しいものがありますが、組合の方々は「伝統的な食文化であるうなぎ養殖を絶やしてはならない」と決意を新たにしていました。
大村知事と豊橋養鰻漁協関係者