本文
知事も参加し、平成25年度のノリの初共販が行われました

平成25年度の新ノリの出荷が始まりました

今年の愛知県産新ノリ
愛知県は全国有数のノリの産地で、毎年秋になると、県内各所でノリ漁場の風景が見られます。今年も10月頃から養殖が始まりました。
冷たい海で育ったノリは、養殖業者により摘み取られ、板状の「板ノリ」に加工された後、半田市にある愛知県漁連の「海苔流通センター」に運ばれます。
「海苔流通センター」に集められたノリは、共販(入札)にかけられます。共販は12月~4月頃までに、月2回のペースで行われます。

漁連海苔流通センター
平成25年度の初共販は、12月1日(日)に行われました。いよいよ「新ノリ」の季節です。
今年度は、秋の高水温や台風の襲来等により養殖作業が遅れ、初共販への出品はやや少なめでしたが、それでも漁業者の皆さんの頑張りにより、約1,000万枚のノリが揃いました。
その漁期の最初に収穫されるノリは「初摘み」と呼ばれ、柔らかくて美味しいノリができるので高値で取り引きされます。

入札する見本をチェックする「見付場」
今年は初共販に知事も参加しました。
今年度の初共販には、新ノリのPRのために知事も駆けつけました。

ノリのPRに駆けつけた知事
入札にかける見本のノリを並べた「見付場(みつけば)」を視察し、伊勢湾産、三河湾産のノリの試食を行いました。
県漁連の会長が「今年もいいノリができました。」と胸を張ると、知事も「香りが良くて美味しい。愛知県の豊かな海の象徴だと思う。」と感想を述べました。

ノリ関係者との懇談
知事が「せり人」を務めました
ノリの共販(入札)は、コンピュータの入札システムによって行われます。
見付場で見本のノリを確認したノリ問屋が、目当ての産地や等級のノリにそれぞれ値段をつけ、一番高い値をつけた業者が落札する仕組みです。

ノリの共販の様子
今年の一番始めの入札は、知事がPRのために「せり人」も務めました。
知事が入札開始ボタンを押した後、「それでは入札をお願いします!」と威勢良く第一声。
コンピュータの画面に次々に数字が入っていく様子に驚きながらも「もうないですか!」「私もさっき食べましたがとても美味しいノリでした。たくさん買ってくださいね!」と早速PRし、会場は笑顔に包まれました。
ノリ共販への知事の参加は、全国でも初めてだということです。
全国に誇る愛知ノリ
愛知県のノリの生産量は、かつては全国1位を維持していました。その後は埋立等により漁場も狭くなり、現在は第6位に位置しています。
生産量こそ少なくなりましたが、品質では負けていません。伊勢湾・三河湾に注ぐ河川からもたらされる、豊かな栄養分を吸収し、そして漁業者の努力と技術によって、香り豊かでうま味のあるノリが生産されています。
歴史ある愛知ノリを、地元の豊かな海の恵みに思いを馳せながら、ご賞味ください。

あいちの四季の魚 ノリのシンボルマーク
問合せ
愛知県農林水産部水産課
企画・資源グループ
ダイヤルイン 052-954-6458
E-mail: suisan@pref.aichi.lg.jp